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2014/11/02 09:41

秋の天皇賞展望

【肉を切らせずして骨を断つ】

フェノーメノ
エピファネイア
イスラボニータ
マーティンボロ
ジェンティルドンナ

どの馬も経験している距離だから日本の競馬では一番層の厚い舞台。

府中の2000m戦は各馬の現在の能力を丸裸にして顕(あらわ)にさせる。

たとえ実績があっても誤魔化しはきかない。長い直線を凌ぎきるスタミナも必要だが馬の能力の根幹はスピードである。衰えに進み始めた時計の針は一度進み始めたら止まらない。

距離が長いジャパンCや有馬記念で奇跡の復活を果たした馬はいても秋の天皇賞で奇跡の復活を果たした馬はいないのはこのレースのスピードの重要性を物語っている。

馬の成長は人の4倍も5倍も早い。したがって衰える早さも同じくらい早い。故にスピードは「生物(なまもの)」である。なまものは旬のうちに発揮してより輝きもより大きな成果も生むのである。

秋の天皇賞は今まさに生涯最高の時を迎えた馬から入るべきではないか?

フェノーメノは春の天皇賞からの直行。しかし宝塚記念だって2200m、古い例では春の天皇賞から安田記念に向かい連続2着したカミノクレッセの例もある。

一昨年の同レース、快速馬シルポートの作った前半1000m57.3秒の流れを4番手で追走。残り600mから早めに仕掛け上がり3ハロンを33.8秒で駆け抜け2着。内包しているスピードは充分である。

フェノーメノの一番の長所は長くいい脚を使えるから相手に合わせず自分のタイミングでスパートできる点。鞍上の蛯名騎手はアパパネブエナビスタを破った時は「来るなら来い!!」と4コーナーから仕掛けブエナビスタの末脚を封じた様にここ一番では強気に乗る。フェノーメノの能力を最大限に引き出すには一番の騎手。

今回はハープスタージャスタウェイキズナもいない。早めのスパートから残り400mから200mでトップスピードに乗ってしまえば肉を切らせずして後続馬の骨を断つだろうと考える。

調教も前脚を高く上げ大地が弾む様な走り。春よりは数段いい。長い休養があったりしたがこれからが最高の時を迎えつつあると判断し本命にする。

エピファネイアも一ヶ月も前から福永騎手が跨がり調教を積んできた。もしフェノーメノを負かすとすればエイシンフラッシュの様な瞬発力のある馬だろうと思い対抗。調教後の馬体重から今回490キロ前後で出走してくればデビュー時と同じ。福永騎手はデビュー戦の様な切れ味を発揮したいと発言している様に角居師は中距離馬としてのエピファネイアをハードトレによって作り上げようとしている。

凱旋門賞仕様からドバイWC仕様に仕立てたヴィクトールピサと同じステップで折り合い重視ではなく徹底的に筋肉を作り上げるハードトレである。

イスラボニータは前半どうしても掛かる馬なのでルメール騎手は前には出せないだろうという推理より評価を3番手とした。調教や過去のレースぶりより切れ味があると判断したなら無理に前にはいかないはず。

日本の競馬を知り尽くし近い将来日本の騎手になるという事は良くも悪くも安全に外を回るフェアな騎乗を取り入れなければならないしルメール騎手自身、かつての変幻自在の騎乗ぶりは影を潜め日本に染まりつつある可能性と追い込んで届かずの危険性を考え3番手評価とした。

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