競輪
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2014/12/26 16:58
1977年 有馬記念 �� 1976年皐月賞〜有馬記念
皐月賞は厩務員のストにより4月18日が25日に順延と決められたが、この25日も開催が危ぶまれ、テンポイントの調整は困難を極めた。結局、25日に開催されたが、これは3月にれんげ賞を勝ったトウショウボーイにとってはベストの開催日時となった。
『そんな状況だったからテンポイントはトウショウボーイに敗れたのだ』と言う人が多いが
それが一因にしろ、10ハロン迄ならトウショウボーイに敵わなかった。と今でも思う。
翌月のダービーは見るからにテンポイントの体調は悪そうだった。鹿戸騎手の負傷により、なんと騎手が武邦彦に変わった為、凄く嫌な気がしたのを憶えている。
ダービーではハクリ骨折して7着に敗れた。ただ、武邦彦がテンポイントの脚力を計る騎乗だったので大事に至らなかったのは不幸中の幸いだった。
骨折明けの京都大賞典は3着で、杉本さんが『今日はこれでいい』とアナウンスして、関西人のテンポイントに対する温かい思いが伝わって来た。
菊花賞はトウショウボーイを負かすことに専念し、後に名馬（ステイヤー）となるグリーングラスに足元をすくわれる。
この時初めて、11ハロン以上ならトウショウボーイを負かすことが出来るかも？と感じたことは今でも憶えている。
1976年の有馬記念はトウショウボーイの強さが光ったレースだった。というより、トウショウボーイに最高の展開だった。
天才福永洋一操るエリモジョージはその前走で、競馬場皆が『あっ』と驚く逃げ切りで優勝しており、逃げ・先行タイプのトウショウボーイとしては最高のラビットになった。
「今日の有馬はテンポイントに分が悪いなあ〜」と考えていた。
そういう意味で76年有馬記念は毎年の有馬記念に似ていてあまり感動はない。
それでもこのレースは4歳馬がワンツウした初めての有馬で、この二頭の強さが認識されたレースだった。
- テンポイント
- トウショウボーイ
- アナウンス
- グリーングラス
- エリモジョージ
