競輪
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2014/12/26 21:52
1977年 有馬記念 �� 別の馬
宝塚記念で敗れたテンポイントはアメリカワシントンDCインターナショナルの招待を辞退してトウショウボーイに劣るテンのスピードとその持続力をつけるべく、大幅な馬体改造に取り掛かる。見たことはないがクラに５キロの重りをつけ毎日のように5000ｍ走ったとか…
10月の京都大賞典でパドックに出てきた馬は「えっ、これがテンポイント！」と思うほど別の馬になっていた。
美しく、優しい目は相変わらずだったが、その馬体は筋骨隆々で【流星の貴公子】が二回りも大きくなっていた。（13年凱旋門賞のオルフェーヴルを更に上回っていると考えて欲しい）
テンポイントの厩舎サイドはトウショウボーイに劣る点はテンのスピードとその持続力と見て
スタートからトウショウボーイと同じ位置で競馬をすれば2000を過ぎた時点での切れでトウショウボーイをかわせると考えたと思われる。
口で言うのは簡単だがテンのスピードの為の筋肉をUPして、今の切れの為の筋肉を更にレベルUPするなんてことは並大抵の馬なら故障してしまう。
それをやりきったのはテンポイントの素直な性格と愛してやまない厩舎スタッフの努力のたまものだったと思う。
京都大賞典はサイコームサシに８馬身差の一着だった。圧巻だった。
一か月後のオープンでもロングホークを子ども扱いで、見てて惚れ惚れしたのを思い出す。
片やトウショウボーイは帰りがけの駄賃とばかりに宝塚記念の３週間後、中京の高松宮杯を圧勝し、天皇賞（秋）を見据えた10月の中山オープンでは1600のレコードで7馬身差の圧勝していた。ただこのオープンはテンポイントの京都圧勝劇をトウショウボーイ陣営は見ていただろうから、そのスピードに磨きをかけるべく目一杯のタイムだったと思われる。
その一か月後トウショウボーイは天皇賞（秋）でグリーングラスと張り合い共倒れとなり
暮れの有馬をラストランと決めた。
テンポイントとの対決は残り一戦となった。
そして伝説のレースが始まる。
- テンポイント
- ワシントン
- トウショウボーイ
- スピード
- オルフェーヴル
- サイコームサシ
- ロングホーク
- グリーングラス
