速攻力と堅実性、ダイワメジャー産駒。

先日予告した通り、今回はダイワメジャー産駒ネタです。


Ｗ「何かディープ以外でお得意の、政治的背景から推したい馬などはおらんのかね。
特に早期デビュー組から。」

Ｎ「まずはベタなとこからだが、ミュゼモーゼス（カレンブラックヒル全弟）が
早期デビュー組では断然イチオシだな。」

Ｗ「ああ、ミュゼがセレクトで１億円出して落札した馬ね。」

Ｎ「生産牧場を見て何か感じないか？」

Ｗ「レイクヴィラＦ(旧メジロ牧場)か。
いつの間にかこの母馬、こんなとこに移転してたんだな。
牧場も馬もぜひ頑張って欲しいね♪」

Ｎ「じゃなくってー！
レイクヴィラってことは現ノーザン傘下だろ？
この馬主がいきなりノーザン系の馬に１億って、何かあると思わんか？」

Ｗ「そういや、社台Ｆのお抱え客ってイメージだったのに、
ノーザン系にも手を出し始めたんだな。」

Ｎ「これだけ引きの強い馬主だから、生産者とのパイプは太いはず。
それなりの裏付けがなければいきなり１億なんか出さないだろう。」

Ｗ「ノーザン側が将来有望な馬主を社台から引き込むために、
とびきり良い馬を勧めたとか？」

Ｎ「とかね。」

Ｗ「まあそんなの無くても普通に人気になりそう。
なんとなくだけど、生産者がノーザン系なのに相変わらず大江原厩舎ってのが
個人的には疑問に感じるね。
そんなにノーザンは噛んでないんじゃないか。」

Ｎ「またあー言えばこー言う。」

Ｗ「むしろ早期デビューのダイワメジャー産駒なら
もっとストレートにスターオブペルシャ（ロサギガンティア半弟）だろう。」

Ｎ「うん、その馬も無難に走るコースだと思う。
最近、社台系で関東所属の早期デビュー馬は堅実に勝ち上がるし、
ロゴタイプやイスラボニータのような大当たりも出ている。」

Ｗ「藤沢厩舎という観点からも、コディーノやアヴニールマルシェといった例があるし
外れの確率は極めて低いと読んでいる。
父がフジキセキからダイワメジャーに替わったけど、
ノーザンダンサーのクロスが効く分こちらの方が大きいところで底力を発揮しそう。
そういやぁ、この世代、成功牝馬が結構ダイワメジャー付けてるな。」

Ｎ「それは初年度産駒デビューの翌春種付け世代だから。
産駒の仕上がりが早いと評判だったし、２歳から３歳春にコンスタントに勝ち上がった。」

Ｗ「ダローネガやカレンブラックヒルなんかがいきなり大物感出してたしな。」

Ｎ「もちろん来年も引き続き相手牝馬の質は高いから覚えておいた方がよい。」

Ｗ「いや、来年はローエンだよ。
ロゴタイプが朝日杯勝った翌春種付け世代だから。
来年はガチでローエン旋風！」

Ｎ「はいはい。」


次回は、同じく今世代で相手牝馬の質、量が
大幅に向上する大物種牡馬、ステイゴールド産駒について。