548件のひとこと日記があります。
2015/08/05 19:29
第3回『エルプシャフト』
エルプシャフト
父ディープインパクト
母ビワハイジ
母父Caerleon
生産者ノーザンファーム
調教師(西)角居勝彦
言わずと知れた、超良血。
両親がG1馬で、兄姉もブエナビスタを始め、活躍馬がズラリ。
全姉として、すでに2歳女王のジョワドヴィーヴルが出ていますから、配合の相性も良いです。
ディープ×カーリアンは、他にもダノンシャークが成功しています。
母方にカーリアンを含んでいる例としては、カミノタサハラとマウントシャスタなどの兄弟が挙げられます。
ビワハイジはドイツ血統を源流としているので、父と相性の良い血が入ることによって、
ドイツ牝系の潜在的な爆発力がうまく表現されたのではと考えられます。
ただ、このディープ×ビワハイジという配合の爆発力は、危険な部分も大いに含んでいて、
そちらが上手くケアされることが重要だと言えます。
それは、ディープの母父アルザオとビワハイジの血統構成が酷似していることです。
アルザオ≒ビワハイジの相似クロス3×1が発生していると表せば、
その危険性が伝わるのではないでしょうか。
その血統構成の中には、多くのサラブレッドの瞬発力の源とも言える、サーゲイロードも含まれていて、
このクロスが特に強烈に作用したのが、ジョワドヴィーヴルの強さと儚さだったように思います。
今になって思うと、ブエナビスタはスペシャルウィークの頑健な部分が支えになっていて、
それがないこちらの配合は、それを上回る強さと儚さの綱渡りになってしまうのかも知れません。
勝手なイメージではありますが、その類いの綱渡りに角居師は強いと思いますので、
太く長い競走生活を期待したいです。
・結論
私の場合は、ドラフト時点ではかなり線が細いという情報ばかりだったので、
母馬が高齢(出産時20歳)でしかも牡馬なのに小さいのはヤバイんじゃないかと判断して切りました。
ただ、それからぐんぐん成長して今は450キロくらいで乗り込んでいるそうなので、
思ったよりかなり見通しは明るいかと。(ちと後悔)
ディープ産駒の性別が同じ全きょうだいは馬格があった方が走るという傾向があるので、
トーセンレーヴのデビュー時(464キロ)より大きくなったら迷わず行っていいでしょう。
まあ誕生日が遅いことを差し引いても、馬格のなさや仕上がりづらさが懸念される血統ですが、
なんだかんだ言って間に合ってしまうのがいつものパターンです。
この辺は、カーリアンと近親交配という二つのキーワードから、
奇跡のダービー馬フサイチコンコルド的なイメージにも繋がります。
デビュー時期はなかなか見えなくても指名するつもりで枠を確保しておくのも得策かと。
なんか、結論とか言ってからまた長くなりましたね。
次回は、エアグルーヴの2013です。
では。
-
P・F・ドラッカーさんがいいね!と言っています。
-
ワイドボックスさん
今日はエアグル2013書く予定でしたが、お休みします。
意外と夕方以降忙しかったもんで。
あと、思いの外、書くネタがないです。笑
実馬の情報が無さすぎて、昨日もジョワドの話が多くなりましたが、
今度はルーラーの話にしかならないという。
明日にはたぶん、アップしますが、ルーラーネタというか、血統ネタ多そうです。
では。 -
ワイドボックスさん
あー、そう言えば、ずいぶん前にNさんと、
「なんでエアグルの仔はまた個人に回したのに、ハイジはクラブで募集し続けるんだろうね。」
みたいな話がありました。
繁殖としての魅力で、ハイジは社台が最近重宝するドイツ牝系という強調材料があるが、
エアグルはすでに血が飽和しているから繁殖上がったときに減点される。
よって、ハイジ産駒は生産者に権利を残しやすいクラブで守っている、という結論に。
ちなみにNさんはこのエルプシャフトに関して、
「POG的にどう働くかなんとも言えないけど、
ダービー獲らせたいという政治的な優先度は世代随一になりそう。
ハイジ産駒における最初で最後のクラブ募集牡馬という覚悟がついてくるから、
ローテも優遇されるしダービーに間に合った際のヤリ度も高い。」
とのこと。
参考までに。 -
ワイドボックスさん
私もないです。
でもなんだかんだ間に合うから頭きます。 -
いただきますさん
ハイジとレーヴドスカーは毎回ドラ1で消えますが、指名したことがございません。