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2015/08/07 19:57
第4回『エアグルーヴの2013』
エアグルーヴの2013
父キングカメハメハ
母エアグルーヴ
母父トニービン
生産者ノーザンファーム
調教師(西)角居勝彦
馬主は、半兄ラストグルーヴ(父ディープ)と同じく山本英俊氏とのこと。
個人馬主所有ということでデビュー前の情報が乏しい上に、
配合的にも全兄がそれなりに成功してるので、ぶっちゃけあまり書くことなくて困りました。
(困りましたよ、SいーぷすIーぷさん。
言われなければこの馬はとりあえず順番飛ばすつもりでした。笑)
さて、気を取り直して。
父はダービー馬、母はオークス馬、まさに日本最高峰の超良血馬。
アドマイヤグルーヴやフォゲッタブル、そして全兄のルーラーシップなど、
兄や姉も大活躍しているため、もちろん本馬にかかる期待は大きいです。
現代日本競馬で成功するためには不可欠に近いサンデーどころか、
ロベルト含めヘイルトゥリーズンすら入っていないにも関わらず、
ルーラーシップのような、言わばバイアス無視の活躍馬を出すのですから、
やはりエアグルーヴは繁殖牝馬としてもの凄く高い能力を持った馬だと思い知らされます。
ルーラーシップの切れ味は、サンデー系のスパッとした切れ味とはひと味違って、
トニービンらしいず太さが特徴的だったように思います。
(ず太い切れ味って変な表現ですが、トニービンの末脚の個人的なイメージはそんな感じです。)
出遅れや不利をものともせず確実に伸びてきたあの強さは、
エアグルーヴが伝説のいちょうS(ピンと来ない人はYouTubeへ。凄いです。)で見せた、
不屈のど根性、すなわちトニービン的なず太い末脚が遺伝していたように思えます。
キンカメ×エアグル配合で強調されるのが、ホーンビームの血(6×4のクロス)です。
ホーンビームはわかりやすくいうと、トニービンの母父で、
トニービンらしい末脚の由来と言われる種牡馬です。
トニービン系以外でこの血を持った活躍馬といえば、
キングカメハメハ、ファインモーション、ピルサドスキー、スーパークリーク、グリーングラスなど。
見ての通り、スパッじゃなくて、グゥーンとか、ギュイーンって感じの馬たちです。
わかりやすくないって?ええ、すみません。
さらに、エアグル自身の3代母パロクサイドと、ホーンビームの血統構成がよく似ています。
共通の血脈の中には、エルプシャフトの欄で書いたハイペリオンとナスルーラが含まれます。
このホーンビームとパロクサイドの相似クロスが効いているために、
エアグルーヴがトニービン産駒の中で、最もトニービンらしい特徴を継いでいたと推測されます。
さらにさらに、なんとキンカメの持つヌレイエフも、ハイペリオンとナスルーラを引いています。
ですから、キンカメ×エアグルはハイペリオンとナスルーラを、
これでもかというくらい重ね合わせた、つまりめちゃくちゃトニービンらしさを強調した配合と言えます。
ルーラーは、残念ながらそのらしさを最適舞台の府中で発揮したと言えるのはプリンシパルSだけでしたが、
このエアグル2013にはぜひとも万全の状態でダービーに臨んで、
その血の破壊力を魅せつけて欲しいものです。
(ドゥラメンテのダービーの直線はまさにそんな感じでしたよね。)
なお、母のエアグルーヴは本馬を産み落とした後、
無念にもその活躍を見届けることなく他界しています。
名牝が遺した最後の一粒。
二匹目のどじょうなどと、俗っぽい言葉を当てはめるにはおこがましいスケールではありますが、
2年続きの血のロマンを期待してしまう気持ちは、やはり抑えられません。
・結論
さて、POGに繋がるんだかどうかという血統論が続きましたが、
冒頭でも述べたように実馬の現況がまったくと言っていいほどわかりませんので、
非常にジャッジに困ります。
ただ、このきょうだいもビワハイジの仔と同じように、
なんだかんだ言っても間に合う傾向です。
デビューが叶わなかったソニックグルーヴ以外はみな、期間内に勝ち上がっていますから、
最低限の仕事は果たしてくれています。
ということで、直前指名派の方々はとりあえず年末まで枠を残しておいて、
デビュー時期が見えていたら指名、見えなければ「ディープの真打ち候補」にスライド。
こんな作戦でどうでしょうか。
週明けは、リライアブルエースの予定です。
では。
-
ワイドボックスさん
ペルーサ、昨晩はごめんなさい。
いきなり逃げてレコード叩き出すとは‥。
あんた、やっぱり強かったんだね。 -
ワイドボックスさん
まあ、言った本人が一年後には忘れて「サンデーが入っていないから〜」とか言って、
人気で蹴飛ばして泣いてるんでしょうけどね。
あ、そしたら予想の段階で思い出させてください。笑 -
すいーぷすいーぷさん
皐月賞よりダービー。
ひたすらトニービン、トニービン、ですね?
すり込みました(笑) -
ワイドボックスさん
なんとなく調べてみたら、ルーラーの同期のG1馬って、
ヴィクト、ローキン、エイシンフラッシュ、アパパネなんかは別にしても、
ビートブラック、ビッグウィーク、レインボーダリア、カレンチャン、
ヒルノダムール、エイシンアポロン、ゴルトブリッツなど、
一芸に秀でてたり一発屋だったり。
ルーラーみたいな総合的な競走能力が最強クラスだった馬が、
ちょっとした歯車の乱れで勝ち切れない世代だったのかな。
ん??ペルーサ??
嗚呼、ルーラーよりもっと悲運の、同世代の最強クラスの馬が明日走るんですね。
まあ今さらこんな一番人気に印なんか回しませんが、応援したいです。 -
ワイドボックスさん
まあこの馬に使うかどうかは別にして、
年末まで枠が残るようにした方がいいですよ。
わからないなら要するにトニービンをイメージするとそれに尽きます。
外回りでひたすら強いと思います。あと、ローカルの末脚の消耗戦とか。
馬券の扱いは、まんまトニービンでいいと思います。 -
ジュニさん
途中からわけがわからなくなりました。(笑)とりあえず指名枠は残しておけってことですね。
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ワイドボックスさん
早速のコメントありがとうございます(^人^)
ニーズにはお応えできていないと思いますが、お許しを!
両親がダービー、オークス馬ですから、まさに王道ですね。
なんにしても年末までにひとつかふたつは枠を残すべきでしょうから、
それをこの馬に懸けるかどうかが分かれ目ですかね。
ちなみに馬券検討のさいには、超トニービンだと思ってください。
ドゥラメンテもそうでしたが、ミスプロ系だと思ったらやられます。
ちなみにドゥラメンテは、サンデーのキレと狂気の爆発力で皐月賞を勝たせてもらいましたが、
本馬はひたすら、トニービン、トニービンですから、とにかくダービーに期待したいです。 -
すいーぷすいーぷさん
すみませ〜〜〜ん(〃∇〃)
リクエストにお応えいただき、ありがとうございました!
実は私・・・あまり王道血統の仔を指名したことがないので(笑)
なんかどうしようかと迷ってしまいまして(・・*)ゞ
でも、トニービンらしさを強調しているということで、やっぱり期待してみようかな?と思いました。
グゥーンとか、ギュイーンって、最低限の仕事は果たしてくれそうですもんね?まずは、枠空けておくことにしました♪