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2014/02/20 23:17
2014クラシック展望(牝馬)PART2
PART1に引き続き、牝馬クラシック戦線を占う上で最も重要なレース、阪神JFを回顧します。
ハナ差1,2着のレッドリヴェールとハープスターの2頭がずば抜けて強い、と言うのはうなずける方が多いと思いますが、じゃあ実際どちらの方が強いのか?桜花賞、オークスでの逆転はあるのだろうか?
昨年の阪神JFを振り返るに当たって、避けては通れない問題のひとつでしょう。この件に関してはどちらの馬のファンも各々の見解があると思います。
ちなみに私は、惜しくも敗れたハープスターのファンでありPOですから、これが実力通りの着順とはやはり思えません。このほんのわずかな差は勝負のアヤでしかない、たまたまゴール板前の一瞬でレッドリヴェールのハナが数センチ前に出ていただけ、体勢も脚色もハープスターが勝っていた、真の勝者はこの馬だ、それが本音です。
しかし、結果としてこのレースの1着がレッドリヴェールであることは紛れもない事実です。それは当然認めなければなりませんし、今後の予想をしていく上でも目を逸らすわけにはいかないでしょう。
後日、2頭の父であるステイゴールドとディープインパクトの、現役時代の管理調教師である池江泰郎氏がスポニチのコラムで興味深いことを述べていました。競馬とはあくまでも勝った馬が強いのであり、往々にしてこの序列が先々まで続いていくもの、だそうです。
なるほど、スティルインラブとアドマイヤグルーヴは牝馬3冠レース全てで二強として人気を分け合いましたが、いずれも勝ったのは2番人気のスティルインラブの方でした。
先述の通り、私はハープスターを熱く応援していますので偏った見解になりがちですが、「予想」においては大いに参考にしなければいけないでしょうね。
そして、人気を裏切り下位に沈んだホウライアキコとレーヴデトワールについても触れさせていただきます。
前者は外枠とイレ込みが響いただけと考えることも出来ますので、ヨハネスブルグ産駒だからもう終わったと見限るのは早計でしょう。フィリーズレビューの結果次第では、展開に恵まれればマイルまでならこなせると見ても良いかも知れません。もし結果が出なくても小回り、平坦巧者の可能性が高く、サマースプリントシリーズでは注目できるのではないでしょうか。いずれにしても、この世代の阪神JFで2番人気に推されたという事実は先々でも覚えておきたいです。
後者はゼンノロブロイ産駒で母系も堅実です。年明けからの急成長が見込める血統ですから、こちらも単なる人気先行の残念な馬と今から決めつけるわけにはいきません。次走がすみれSと言うことなので陣営はオークス(ダービー?)を最大目標に据えているのは間違いないでしょう。今後のローテーションに注目したいです。
次回は年明けのレースについて。
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ワイドボックスさん
>>ジャガリコライトさん
補足的なコメントありがとうございます!
池江氏もレッドリヴェールはステイゴールド産駒の特徴がよく出たタイプと述べていました。
レッドに関しては、ハープファンとして侮れない馬程度の認識しかなかったのでとても参考になります。まずは成長と、オークスでは馬体の維持が鍵になりそうですね。 -
ジャガリコライトさん
御見解読ませて頂き勉強になります、ありがとうございます。
また自分も近い見解を持っておりますので、心強いです。
特にハープスターの見解はほぼ同じだと思いますのでレッドリヴェールの事を中心に書かせて頂こうと思います。
個人見解ですがステイゴールド産駒の特徴として来る時は頭、時に不可解な敗戦、過酷な条件に強いというのが上げられると思います。
レッドリヴェールもそのステイゴールド産駒の特徴がしっかり受け継がれている印象です。
後は春のクラシック戦線で同様のパフォーマンが出来るかどうか、というのが争点でしょうか。
やや不安なのはやや早生まれ、身体が小さい事、母系が米血主体で成長力に不安、この3点です。
一方のハープスターに関しては春のクラシックに望むに当たって不安らしい不安は思い浮かびませんし、これまでのレース内容を観ても、レッドが勝負に拘ったレースに観えるのに対し、明らかに競馬を教える事を重視と -
ジャガリコライトさんがいいね!と言っています。