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2014/03/11 03:12
2014クラシック展望(牡馬)PART1
“古き良き時代の日本の競馬”が帰ってきた!これぞまさにクラシック!
そんな興奮を抑えきれない、楽しみな勢力図が出来上がった今年の牡馬クラシック戦線。いきなり何を言い出すのかとお思いになる方も多いかも知れませんね。今年の3歳世代は牝馬がハイレベルなのに対して牡馬はドングリの背比べ、世代のレベルは低そうだ、そんな評価があちらこちらで聞こえます。そこは取りあえず否定しません。
しかし、牝馬との比較、多世代との比較は別において、改めてこの3歳牡馬という括りで眺めてみると、こんなにもワクワクするような、見所の多い世代も珍しいのではないかと私は感じます。
冒頭に述べた言葉、古い競馬ファンならもしかしたらピンと来るかも知れませんが、元々は2歳G1が牡牝ではなく東西所属馬で区分されていたこともあり、現代のように関東馬と関西馬が2歳時に同じレースに出走するということはあまり多くなく、皐月賞もしくは早くて弥生賞あたりで初めて東西の一戦級の激突が実現されていました。(ちなみに私も当時を懐かしく語れる歳でもないのですが)
そして、今年の牡馬クラシック第一弾、皐月賞はと言うと、東の横綱イスラボニータと、西の横綱トーセンスターダムが初めて顔を合わせるのです。この2頭をそれぞれの横綱としたのは、どちらもここまで東西の遠征がなく、実質無敗を守っているという点からです。
トーセンスターダムが無敗と言うのは見ての通りですね。イスラボニータの方ですが、唯一の敗戦が新潟2歳Sで牝馬のハープスターの2着のみと、牡馬には未だ先着を許していませんので、ことクラシックを語る上では実質無敗と言っても良いでしょう。それぞれに関する詳しい見解は次回にさせていただきますが、恐らく実力も世代屈指の2頭であり、トライアルの結果次第かも知れませんが、皐月賞で人気を分け合うだろうと予想しています。
そして、この2頭のぶつかり合いだけでも注目度は高いですが、今年はこの東西横綱に加えて、なんと地方競馬からも有力馬が参戦します!
言わずと知れたマイネル軍団総帥の岡田繁幸氏が時代を変えるべく送り出す、プレイアンドリアルです。(夢を現実にと言う馬名らしく、岡田さん顔に似合わず素敵ですね)
すでに京成杯を優勝しこちらもクラシックの出走を確かなものとしています。脚部不安により皐月賞出走は微妙なようですが、なんとかダービーには間に合わせてくるでしょう。
東西横綱に地方の雄が加わって、こんなクラシックを待っていたと言わんばかりに盛り上がります。
そしてこの3頭は父が同じサンデー系でありながらもそれぞれ異なり、さらにイスラが社台F(正確には白老Fだが)、トーセンがノーザンF、プレイがビッグレッドF(ここ生産というわけではないが)と言うように、生産界のトップを争う勢力から送り込まれていることも注目です。
こんな話をしていると、ラジオNIKKEI2歳S優勝のワンアンドオンリーもまた別のサンデー系の父を持ち、ノースヒルズと言うことで取り上げたくなりますね。
他にも超良血トゥザワールドや、個性派バンドワゴンなど、挙げていけばキリがないくらいタレントぞろいです。某民放競馬中継でハープスターの特集があったらしいですが、それよりもっとこういうコアファン受けするようなネタをライトファンにも分かり易く取り上げたら見る目変わるんですけどね。福原アナとか井崎先生にこういうの喋らせたら面白いのにとたまに見ると思います。
冒頭から長くなった上に話が逸れましたが、実績上位の馬たちはとても魅力的なプロフィール、背景を持っていて、掘り下げれば掘り下げるほど楽しみが増していくような牡馬クラシック戦線です。大枠はこんなところですが、次回以降でそれぞれの馬の注目点や個人的な見解を詳しく紹介させていただきます。
今日はこの辺で。牝馬編に引き続きご覧いただきありがとうございました。
コメントお待ちしております。
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ワイドボックスさん
>>ジャガリコライトさん
コメントありがとうございます。次回でコピペしたいくらい同意です。笑
ただ予想とは別に個人的に応援したくなる部分もこの馬多くて今までの
フジキセキ産駒以上に取捨選択に困ってます。
早く書き上げたいのにまとまった時間が取れない・・・ -
ジャガリコライトさんがいいね!と言っています。
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ジャガリコライトさん
イスラボニータに関してはどうしてもクラシックとなると父フジキセキが気になってしまいます。
これまでもTRまでは多くのクラシック候補を送り出して来ましたが戴冠は確かないですよね?、好走した中ではドリームパスポートですが、この馬は母系にトニービン、ディクタス等底力の血脈。
牝馬編のレッドと同じような理由になりますが、イスラボニータはサダムパテック、ダイタクリーヴァの方に近い米血、スピードパワーの母系という所が不安です。 -
ワイドボックスさん
>>競馬王しんちゃんさん
ご覧いただきありがとうございます。 -
ワイドボックスさん
>>起死回生さん
あっ井崎先生、エピソードのご紹介ありがとうございます。笑
やっぱりいつの時代も東西チャンピオン対決とか、西から東へ挑戦とか
大衆は胸を躍らせますね。
海の向こうでも西海岸のシービスケットが大陸横断鉄道で東のウォーアドミラルに
挑んだ時は全米が沸き上がったとか。 -
競馬王しんちゃんさんがいいね!と言っています。
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起死回生さん
古き良き時代の話がでたので自分も少し
昔は朝日杯の他に阪神3歳Sと2つのG1があって
東が強かった頃、横綱サクラチヨノオーに阪神3歳S8馬身差圧勝のサッカーボーイと弥生賞で初対決するのが凄く盛り上がったみたいよ -
起死回生さんがいいね!と言っています。