第９位1995いちょうS(OP) エアグルーヴ

さあ、昨日に引き続き、THE 衝撃の蹄跡・ベスト10のコーナーです。

第９位　1995　いちょうS(OP) 　エアグルーヴ

昨日は早速Ｇ３から入って、今度はまさかのオープン特別ですね。
はい、そうです、まずは玄人ぶりたいだけなのです。笑

まあ、でも、衝撃的なレースという意味では、昨日のクリスタルＣ同様、知らない人にはぜひ観て欲しいレースの一つです。
個人的に、牡馬相手に競り勝つような勝負根性の強い牝馬が好きなので、エアグルーヴは是非とも選びたいと思っておりまして、そうするとオープン特別だろうが何だろうが、これしかないかな、と。
見ての通りなんですが、直線で前が塞がって鞍上の武豊が完全に立ち上がってブレーキかけて、もうだめだ…ってところから猛然と追い込んで差し切り勝ちです。
肉体的、精神的に２歳牝馬離れした強さがあってこその仰天パフォーマンスですよね。これは凄い。
（余談ですが、昨年、トーセンソレイユのエルフィンＳを観ていて、このレースを懐かしく思いました。彼女もまた流れが良くなりつつあるようなので、大きなところで活躍期待したいですね。）

当時は今以上に、牝馬が天皇賞を勝つなんて信じられない、という感じだったので、前年の覇者バブルガムフェローを競り落として勝った天皇賞も大きな価値があると思います。

そして、競走成績ももちろん凄かったんですが、繁殖牝馬としても日本を代表する名牝でした。
初年度のアドマイヤグルーヴは、クラシックこそ勝てませんでした（この馬がオークスで惨敗したとき、競馬に絶対はないと初めて痛感しました）が、エリザベス女王杯連覇など。
さらに、フォゲッタブル、ルーラーシップなど、多くの活躍馬を輩出しています。

孫の世代から大物が出そうな予感もあって、今後とても楽しみです。