548件のひとこと日記があります。
2014/08/20 19:40
今更ダービー回顧、札幌記念もあるよ。前編
ここは札幌ススキノ、とある酒場。
毎度おなじみ、相方?の中島(仮名)と上半期を振り返りつつ凱旋門賞挑戦などについて語り合う。
競馬雑誌の記事っぽく、そのまま対談形式で、まずはクラシックについて投稿します、前にわりと好評だったので。
W「あーあ、なんか釈然としないダービーだったなぁ。」
N「わかるわかる、なんかパッとしない感じだった。」
W「枠から展開からもう何から何まで不運の連続だったイスラボニータと、全てがはまりにはまったワンアンドオンリー。
やっぱりダービーは運のいい馬が勝つのかよって思っちゃったね。」
N「なんだ、そこかよ。
言いたいことはわかるけど、俺的にはイスラボニータに勝たれても全然スッキリしなかったよ。」
W「えっ何言ってんの!?
確かにワンアンドも、陣営の努力やら鞍上の思いきりのよさ、何より馬の勝負根性などなど、認められる部分は多かったよ。ついでにドラマ性もあってそれなりに感動はした。
でも、それを言ったらイスラだって同じことだし、どう考えても一番強い競馬してたのはイスラだよ。
間違いなくこの世代最強はイスラでしょ。」
N「珍しいね、いつもなら、どうあれ勝った馬が一番強いって言う人なのに。」
W「確かにそうなんだけど、今回ばかりはさすがにって感じだよ。」
N「まあイスラボニータが一番強いってのは同意だけど、逆にそれが残念。」
W「要はあれかい、考えようによってはー、イスラボニータ程度の馬が最強になっちゃうレベルの世代だったーってそういう話かい?」
N「そう、それが言いたかった。
イスラにしてもワンアンドにしても、本来はダービーで惜しくも敗れなければいけない馬。
例年ならもう一頭、突き抜けるような強さを見せる一頭がいるはずだったんだよ。」
W「ひどい言い方するね、まぁ確かにトーセンスターダムとかワールドインパクトあたりの良血ディープがもう少し頑張ってくれたらってのはあったけど。」
N「あとはプレイアンドリアルとかバンドワゴンみたいなのが突然変異の怪物みたいな強さ見せるとかね。
もしくはいっそレッドリヴェールやハープスターが低レベルな牡馬をまとめて蹴散らしてくれるとかさ。
なんかそういう一頭が結局現れず、イスラみたいな例年なら物差しに使われる、脇役キャラの馬が最初から最後まで世代の先頭で終わっちゃったって感じ。」
W「うんまあ、やっぱり低レベルな世代っぽい感じはするよね。」
N「それはガチだと思う。
イスラボニータが菊花賞行ったらサラッと勝ってエアシャカールになっちゃうイメージだよ。」
W「ワンアンドオンリーがアグネスフライトね、古い例えだけどなんか分かる。」
N「秋以降は、夏にハンデの恩恵で条件戦を勝ち上がったような3歳馬をバッサリと切りたいよね。
イスラを始めとする古馬中距離路線に回ってきた実績馬なんかも、人気になってくれたら逆をついて美味しい馬券がとれそうだ。」
W「いやイスラはどうかな、相手なりに走りそうだから今年はまだ古馬の一線級相手に勝ちきれなくても圏内には来ると思うけど。」
N「フッ、そう思ってる素人が大勢いるからエピファとか当たり前に強い馬の馬券が美味しくなるんだよw」
W「なにー!お前、ちょっと今年は大きい勝ちが多かったからって調子に乗りすぎだろ!
今に見てろ!ゆくゆくはルドルフやオペラオータイプの最強馬になるからな!」
N「意外だね、ハープスターとかゴールドシップみたいな変な競馬する馬が好きだったと思ったけど。」
W「あの半分くらい白い、ちょっとロバみたいな顔がなんかだんだん可愛く見えてきた。あと一生懸命走ってる感じがなんかたまらんのさ。」
N「うわぁ、出たよ、名前が格好悪いとか顔が好きじゃないとか、昔からいきなり素人みたいなこと言うよね。
オルフェーヴルが活躍し出したときなんか、顔も名前もいけ好かねえとか言って、もうアホかと。馬の顔なんかみんな同じだろ。」
W「ほっとけ!AKBが全員同じ顔に見える人に言われたくない。」
N「それはそうと、レッドリヴェールにはガッカリだったね。
福永は合わなそうだったから不安ではあったけど、まさかあそこまで負けるとは。」
W「馬格がないからね、過去に牡馬と渡り合ってきた牝馬ってみんなある程度大きかったじゃん。」
N「確かに。そうすると今後、どれだけ増えるかって感じかね。」
W「その点、ハープは期待できるんじゃない。さすがに札幌記念ステップの凱旋門挑戦はドン引きしたけど。」
以下、後半に続く。