今更ダービー回顧、札幌記念もあるよ。後編

続き・・・

Ｎ「札幌記念ね、いつも札幌市民に期待だけさせておいて尻すぼみに本番迎えるんだけど、今年はちゃんと出走表明した馬が揃いそうだよね。」

Ｗ「ハープスターとゴールドシップは主催者側が招待したんじゃないかって疑いたくなるけどね。
特にハープなんか馬が可哀想だよ、残念な結果が目に見えてる。」

Ｎ「脚質とか適性が合わないってことでしょ？いや、それが実はそうでもなさそうなのさ。」

Ｗ「何、ハープ買えるの？明らかに危険な人気馬だと思うけど。
デビューから応援してる俺が言うんだから間違いないよ、飛ぶわ。」

Ｎ「おまえさん、札幌競馬、一回も行ってないからわからんだろうけど、案外と外差しも決まってるんだよ。」

Ｗ「一応、ＧＣで観てはいるよ。まあ確かにそう言われればそうかも。
芝を一年休ませた分、例年以上に前が止まらない馬場だと予想してたけど、上級戦なんかは特に外から一気に差してくる馬いるね。」

Ｎ「内外がどうとかって言うより、芝自体が軽い印象なんだよね。全体のタイムがいいし、強い馬がしっかり勝つって感じ。
たぶん、例年程は洋芝適性とか気にしなくていいんじゃないか？
それこそさっきの話じゃないけど、主催者が招待した以上、おもてなしの心でハープ仕様の馬場造ってんじゃないかって言うくらい。」

Ｗ「まじかよ？じゃあ２頭で決まっちゃうじゃん。
ゴールドシップなんか疑いようもないくらい舞台は合うし、気分乗らなくても問題ないくらい実力差あるでしょ。」

Ｎ「俺はまず間違いなく固いと思うよ。
あと問題は仕上がり具合、仮に超余裕残しで来ても格が違いすぎるから普通に勝てるだろうけど、たぶんどちらもそれなりに仕上げてくると思うんだよね。」

Ｗ「ほう、そのこころは？」

Ｎ「まずハープ、同じ厩舎のブエナビスタの時と違って、今回は勝っても負けても行くと明言してるから単純に考えると叩き台でしかないんだけど・・。」

Ｗ「だから、負けてもいいんだから仕上げも甘いでしょ。」

Ｎ「甘いのはお前だ！
馬は負けてもいいけど問題は騎手。川田にとっては絶対に負けられない戦いだよ。フランス行けるかどうかの最終試験かも知れないからね。
すでに現地騎手にオファー済みの可能性もあるけど。」

Ｗ「ジョホールバルの歓喜っぽいな。
要するにマツパクさんとしては愛弟子の川田をフランスに連れていくためにも、下手な仕上げはできないってことね。
なんなムカつくけどわかったよ。
で、シップは？」

Ｎ「休養明けに直接札幌行かないでわざわざ函館に入れたでしょ？函館ウッドで仕上げてから札幌に輸送するのは須貝師のお得意のパターンだ。しっかり追ってくると思うよ。」

Ｗ「なるほど。
しかも印打つ記者さんたちってほとんどが札幌にいるから、函館ウッドで追い切った馬って印が薄くなりやすいから意外とオッズもつくんだよな。
そう言う意味では多少ハープに人気が寄るかもね。」
Ｎ「さすがに一番人気はシップだと思うけどね。」

Ｗ「ちなみに仕上がりの良し悪しの目安などありましたら。」

Ｎ「桜花賞や皐月賞と同じでいいと思うよ。大本番を控えた本番仕様。」

Ｗ「強めか一杯追い切りならタイムはそこそこでもオッケー、馬なりは消しってことね、了解。」

Ｎ「まずないとは思うけど、馬なりだったら余程の好時計じゃなければ若干割引きで。
桜、皐月の馬なりは消しでいいけどさすがにこの２頭は消せんだろ。」

Ｗ「しっかし、そうすると馬券買えるレースじゃないな。」

Ｎ「見るのが無難だね。何買おうとしてたの？」

Ｗ「本命トウカイパラダイス。前走は外から逃げて不運な競馬、力は出してないよ。
あとベタだけど、前走函館記念かＧ１負け組かな。
例の２頭を馬柱から消してから予想しようかと。」

Ｎ「イカれてやがるｗ
今年は固いと思うよ。敢えてどっちかと言えばだけど斤量、厩舎の本気度考えたらハープが本命かな。
シップは久しぶりの2000で先行馬が揃ってるから追走に苦労するかも。勝負所で馬群が固まる可能性大だから、早目に捲れるかが鍵だね。」

Ｗ「なんか今回珍しく説得力あって逆に気持ち悪いわ、しょーもないサイン馬券があなたのいつもの勝ちパターンなのに。
頼むから俺の大好きなハープスター飛ばさないでくれよな！」

Ｎ「いや、なんなんだよ、お前・・・。」



他にも凱旋門賞、秋のＧ１展望、ＰＯＧネタなどなどありますので時間あったら投稿します。(反響次第で定期連載も？)

ちなみにこちらはダービー直後から先週末まで、数回に渡って催された井戸端会議を編集したものです。