548件のひとこと日記があります。
2015/01/07 19:02
昨日、福永に岩田のコメントを見習えと言っ
昨日、福永に岩田のコメントを見習えと言ったので、今日は岩田の日です。
福永と違って良くも悪くも印象的なレースが多いように感じるのが、
この岩田です。
まず触れたいのが、共同通信杯のサトノアラジン。
掛かって押さえきれない手応えというのもありましたが、
早仕掛けで一気にまくって4角先頭の大胆な策を打ちました。
他馬より数十メートルは長く走ったでしょう。
直線失速してしまい、イスラボニータの格好の標的になるわ
後方のベルキャニオンにまで刺されるわで、
至上命題であった賞金加算に失敗するという、
まあ結果的には大胆というか単に乱暴なだけと言いますか、嗚呼嗚呼。
POGで指名していた私は何やってんだよ、とまずは落胆したものの、
しかしそれまでの戸崎による煮え切らないレースぶりを考えれば、
何はどうあれ馬の力は出し切ってくれたという納得した気持ちも
後に湧きました。
現時点で、一戦級をねじ伏せるだけの力はなかったのだ、
焦らずじっくり行くしかない、そのような心境にさせられたのです。
個人的に岩田の特長は、ファンや馬券を外した人間が
納得できるような騎乗、まあ負け方?をしてくれる
というところではないかなと常々思います。
馬の極限を見せてくれるというか、
持っているものを出しきる乗り方が多いですね。
単純に早仕掛けとかではなくとも、ロスのない乗り方とか。
他馬や陣営をないがしろにするかのような、
戦前や勝利後のビッグマウスばかりがやたらと
クローズアップされてはいますが、本来の岩田は敗戦時のコメントこそ重要で、
彼の特性、本性が表れているようにも最近感じるようになりました。
元来戦術家で、自分自身の騎乗ぶり、馬のこともよく分析しているな
と感じるものが多いです。
そしてその多くは自身の騎乗の不味さを認め、
省みるところから入ります。
福永に見習えと言った有馬の敗戦コメントはまさにその象徴でした。
外国人騎手のようなここ一番での勝負強さ、
テン乗りでの期待値の高さは、単に思い切りの良さだけではなく
こういったところからの繋がりも大きいのでしょうね。
アラジンの乗り方も彼なりにそれまでのレースを振り返って
調教師と練った作戦の一つだったのでしょう。
そして春以降は、年末にも言及した事故の影響からか、
らしくない騎乗ぶりが目につきました。
Vマイルや函館SSでのストレイトガールの騎乗ぶりが特に印象的でした。
Vマイルは時期的にも正にそれが原因だと思えるような消極的な騎乗でした。
直線では何か遠慮しているようなコース取りで、
本来の手綱捌きなら十分逆転できたのではと思わせる惜しい敗戦でした。
函館SSは、断然内有利な舞台設定に囚われてしまったのか、
終始馬群の内に閉じ込められたままろくに追うことさえできずに
レースを終えてしまいました。
本来の彼の持ち味である、その状況における感性で突破口を開き
頭を切り替えて外に進路を取ってしまうという臨機応変さが
身を潜めてしまい、これまた消極的な騎乗ぶりだったと思います。
その後も秋華賞、エリ女と本命馬ヌーヴォレコルトで
あと一歩勝ちきることができないなど、不本意な時期は続きました。
しかし、人間岩田の強さ、美しさを感じたのは、
そのエリ女の翌週11/23のマイルCSです。
日付を見て気がつく方もいるでしょう、
そう、この前日11/22に、事故の相手の後藤騎手が復帰を果たしていたのです。
まさに目の覚めるような見事な手綱捌きで馬群を縫いインを強襲し、
テン乗りの伏兵馬ダノンシャークを勝利に導いて見せました。
これぞ、岩田の真骨頂と言える騎乗ぶりで、
このタイミングでやるか!とファンを唸らせました。
(翌日の府中での二人の握手も名シーンでした。)
さて、今年はすでにゴールドシップとのコンビ継続が発表されています。
有馬記念は惜しまれる競馬となりましたが、
枠や展開、当日の馬場を考えれば大健闘の内容でした。
彼の闘志に火を着けるような豪腕で、
宝塚記念三連覇の金字塔をアシストして欲しいものです。
岩田よ、長年お前さんのこと大っ嫌いだったはずなんだけど、
なんだかんだ頼りになるし人間も出来てきた気するし、
今年はアンチ語るのやめようかなとこれ書いてて思ったよ。
頑張れ岩田、負けるな、ヤスナリ。
チャンチャン♪
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ワイドボックスさん
マンボさん
ありがとうございます!
今回の後藤に関しては、例の事故の直前の調教中にも
落馬事故を起こしていて、前回の事故による筋力低下の影響が
まだ残っていたのでは、という意見もあり、岩田をかばう関係者も
少なくなかったという記事もありました。
後藤が悪かったとは言いませんが、岩田自身は年間で怪我なく乗っているわけで、
なんなら全騎手が岩田並みの戦略、危機回避能力で争えば事故も起きないのでは?
岩田が他人に怪我をさせるなんてことなくなるのでは?
という極論さえも言い得ます。
大晦日の日記にも書いたように、JRAの制裁、裁定そのものに非があると
私は考えていますので、誰が被害者で加害者で、という以前に
改善して欲しい部分は大きいですね。
なんにせよ、岩田には雑音に負けずに頑張れとエールを贈りたいです。 -
単勝マンボ69さん
いや〜ワイドさんのコメント最高だな…
ジーンときました
岩田頑張れ、今年は人にけがさせるなよ(^^;; -
単勝マンボ69さんがいいね!と言っています。
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ブンブンさんがいいね!と言っています。
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ワイドボックスさん
ジュニさん
ありがとうございます!
確かにあの、わからないってコメントはやめて欲しいですね。
なんなら競馬学校で指導すべきなくらいですよ。
大事なお金を賭けているファンあっての競馬ですから、そう何度もわからないと
言ってはいけませんよね。
来年はマイルCSのような痺れる騎乗を多く見せてくれるでしょう! -
ジュニさん
騎手の日記楽しく見させてもらいました。
私は岩田Jが大好きな人間の一人です。
それはワイドボックスさんの日記の中にもありましたが、馬券を買ってる側からしたら納得できる騎乗が多いです。
また、有馬記念のゴールドシップのような自分の失敗も素直に認めるところも好きです。武、福永Jはわからないが多いですね。(笑)
ワイドボックスさんが言うように昨年のベストレースはマイルCS。あれをできるのは岩田Jしか今の日本にはいないでしょう。
完璧を超える騎乗でした。 -
ジュニさんがいいね!と言っています。
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ワイドボックスさん
とうけいにせいさん
こんばんは(^^)/
美しさ、正しさとは何か?
仮に騎手としてのライトスタッフ(正しい資質)を問うならば、
競馬が単なるスポーツであったら武豊の美しさはまさにライトスタッフです。
しかし、競馬はギャンブルという側面も併せ持ち、お金を賭けるファンがいます。
そうすると岩田の美しさは強さであり、真のライトスタッフに他なりません。
人それぞれ競馬の楽しみ方はありますし、認めるべきところは認めるのがファンでしょうね(^^) -
こんばんは(*・∀・*)ノ
私は別にアンチ岩田ではないですが、後藤の落馬事故のこともあって、好感も持っていませんでした。
でも馬券からは外せないんですよ。
仕事人だから(*_*)
騎乗馬を勝たせることを粛々と実行できる騎手なんですよ。
しかも外国人騎手が仕掛けるラフプレーにも怯まないし。
中央の騎手って、乗り方が綺麗すぎるところかあるじゃないですか(*_*)
リスクを犯さずに勝つことを美徳としてるところがある。でも、勝負事はリスクを犯さないと勝てないことのほうが多いんですよ。
形は綺麗じゃなくても、岩田の乗り方は正しい乗り方ですよ(^q^) -
とうけいにせい005さんがいいね!と言っています。