キロハナについて、など

今日の京都６Ｒの新馬戦、勝利したのは圧倒的１番人気、ディープインパクト産駒のキロハナ。

超スローを好位で折り合い、直線は馬なりで抜け出し危なげなく追撃を封じました。
終いのラップが11.2ｰ11.0だから余裕たっぷり、着差以上の楽勝。

ただ、道中のラップで13秒台連発どころか、14.5なんて部分もあるのだから、
先行した馬は相当楽をしたレースだったことも見逃せないです。

新潟や京都での上がりタイムの早さは、あまり過信しない方がいいとも言いますし、
正直、今回の勝利でクラシック戦線に新星登場、などと騒ぐのは早過ぎると思いますね。
ロカの新馬戦の方がパフォーマンス自体は上でした。
とりあえず今回は、鞭も入っていないしろくに追ってもいないので、
重賞のペースを追走して本格的に追ったときにどんな脚を使うかが気になります。
（川田にはどうあれもう少ししっかり追って欲しかった。
ダメージを残したくないのは分かるが、調教のつもりでも良いので。
新馬を楽して勝ったディープ産駒って本当に良いイメージない）

一戦級相手に全力で追ってみたら、案外伸びないなんていう馬もザラにいますので。
（いわゆるカジノドライヴ詐欺ってやーつーです。
上の世代で言うとサトノアラジン。）

シャイニングレイに関しても似たような印象持ちましたが、しっかり重賞勝ちましたので、
この馬が大したことないとは決めつけられません。
あくまで次が大事ということ。
大事マンブラザーズに次はなかったけど。

馬券でも、あまりにも売れ過ぎたら少し警戒したいタイプですね。


血統は、トニービン直仔の名牝にパワー型の種牡馬をつけて、
できた仔に軽くて速いディープで締めるといった配合。
ハープスターによく似ています。

ポルトドートウィユのデビュー時にもいろいろ書きましたが、
ハープ的な配合の名牝の孫が今後活躍しそうです。
ポルト以外にもアヴニールマルシェなんかも近いです。
キロハナの近親になりますが、レッドペルル(フェルメールブルーの2012)なんてのもいて、
こちらはノーザンテーストが入っていて楽しみな配合だったのですが、
体質や脚元が弱くてデビューが遅れています。
無事にデビューを迎えられたらと期待しています。

ちなみにこのキロハナの場合は、また同じことを言い出しますが、
ノーザンダンサーのクロスがない、と言うか何のクロスもないので、
成長力にはかなり疑問です。

アウトブリードのディープ産駒成功例が最近までなく、
ダノンプラチナとシャイニングレイが突然出てきたという感じなので。
（後者は６代遡ればＮＤ出てきますが）

それから、リアルうま友の中島(仮名)曰く、
社台Ｆー金子ー池江ー川田という組み合わせが成功のラインとしてイメージできず、
ここからの調整に手こずったり乗り替わりの連続でぐだぐだになる可能性大だとか。
確かに川田にはシャイニングレイがいるから、
今後はこの厩舎らしく外国人乗り回しかも知れませんね。

ローテに関しては、サトノアラジンみたいにならないことを祈ります。


話は変わりますが、このレースで最も強い競馬をしたのは、
２着に追い込んだナリタゴールドです。

セレクトで5000万だから地味に良い馬だったんですね。

前述のように明らかに先行有利な流れであの位置から迫ったのですから、
勝ち馬以上の競馬と言えます。

この世代は新馬惜敗して未勝利で一気にパフォーマンスを上げる馬がやたら多いですが、
この馬もそのクチではないでしょうか。
次走に注目したいです。

シンザン記念は予想に反して外枠の差し馬が台頭。
本命ダッシングブレイズは最後の脚は際立っており
最も強い競馬という印象を受けましたが、いかんせんズブいですね。
どうも2000だと長いようなイメージなので、阪神1800か東京1600あたりが
この馬の限られたスイートスポットと感じました。
能力の高さは見せているので、なんとかＮＨＫマイルＣには間に合って欲しいです。

というか、四位に弾かれなかったら差し切ってたし、
きさらぎ賞か共同通信杯でもいくなら本命にしたいです。

さて、明日の重賞も難解ですね。
素直に内の人気馬でいくべきなのでしょうが、
中山ではどうも信用できない脚質なので穴を狙いたくなります。

枠が出るまで本命候補だったトーセンラーク、大外の不利を覚悟で狙ってみようか？
テンダリーヴォイスも名牝の孫。
これも楽しみです♪

うーん、悩みます。