スマートフォン版へ

マイページ

66件のひとこと日記があります。

<< 安楽死という勲章... ひとこと日記一覧 平行線では柘植さんも第三春山号も浮かばれ... >>

2016/01/26 11:46

私の言いたいことは命の尊厳についてです。

ダビスタさんの人間のエゴという反論に、強く反論します。それを言われた柘植さんの心情の無念さを代弁できるかどうかですが、極力冷静に、感情を抑えて書いてみます。その前に、真摯に読んでいただいたみなさんに心より感謝申し上げます。ISのテロ騒動と言い、止まない虐めによる子供の自殺、頻発する猟奇的にも思える殺人事件、日本だけに限らない、世界の平和を揺るがす命の軽さ、命の尊厳の軽さがあって、それは人の命だけに限らない、地球上のありとあらゆる生き物に対して、私は憂え、物書きをしていますので、この事に関心を寄せていただくだけで、感謝、感謝であります。
さて、その人間のエゴがすべての因をなしていると思っているところに、ダビスタさんの発言や善しと思いきや、真反対なのが、この混乱を象徴していると思いました。
具体的には競馬ですが、歴史を辿れば自然馬を単なる娯楽のために勝手に改良して、サラブレッドを誕生させ、馬にとっては無益の競争を強要させ、勝つ喜びのために過酷な調教を強いて、脱落すれば粗大ごみとして廃棄処分。これこそが人間のエゴそのものでしょう。
柘植さんのボソッと言った「ハイセイコーだけが馬ではない」の言葉の意味をどう取るかですが、もちろん競走馬ばかりがちやほや人気者になって、自分たちにとって誇りに思う大事な大事な伝承すべき木曽馬は既に絶滅寸前に追いやられている現状の無念さが第一にあったでしょう。それと、その競走馬の末路の哀れさも感じ取っていたと思います。柘植さんは自分の愛馬にはそんな末路を味合わせたくないと、そこで思いついたのが純粋の木曽馬の姿を剥製として残せるのではないかと、その意義は学術的にも大きな価値を持つし、純粋ではないにしても残された数頭の木曽馬たちの純粋の姿により近い交配の目的には欠かせない存在として役立つはずだと。可愛い、可哀相と愛玩動物のままにまかせて死なせるよりは、、、。そこで名古屋大学に相談し、その意義を確心して決めた。愛馬に大きな勲章を与えたい、その一念が、心無い多くの非難を浴びながらも成し遂げた、今に残る第三春山号の剥製になった姿なのだ。
死んでからでは剥製にするのは難しい、だから、安楽死が選ばれた。これによって、第三春山号の命の尊厳が損なわれたとは思えない。もちろん、馬が話すことはないが、決して飼い主を恨む事のない最後だったと、私は信じている。

お気に入り一括登録
  • ハイセイコー

いいね! ファイト!

  • オジョウママさんがファイト!と言っています。

    2016/01/26 18:41 ブロック

  • ダビスタ牧場厩務員さん

    この件については、きんちゃんさんとは、意見が平行線のようなので、この辺にしときます。

    2016/01/26 13:31 ブロック

  • ダビスタ牧場厩務員さん

    馬の故障の問題だって、徐々にではありますが、過去の経験を基に、昔なら救えなかった馬が、救えるようになったじゃないですか。いい方に考えようじゃないですか。

    2016/01/26 13:28 ブロック

  • ダビスタ牧場厩務員さん

    未勝利馬や乗馬にもならない馬が処分されていくのは、確かに人間のエゴですが、ホーストラストなどで少しでも助けられるように一部の人や牧場が運動してきて、徐々にではありますが、変わろうとしているではありませんか。きんちゃんさんはそういう活動をしていると思いましたが。現体制が悪いんであって、皆が変えていくべきなんじゃないでしょうか。

    2016/01/26 13:23 ブロック

  • ダビスタ牧場厩務員さん

    第三春山号は、柘植さんに殺されるんだなあと、わかっていても、この人に殺されるんだならと納得して死ぬでしょう。だからと言ってそれは正しいこととは言えない。誇れることではないです。

    2016/01/26 13:16 ブロック

  • ダビスタ牧場厩務員さん

    きんちゃんさんの言いたいことはわかります。そして柘植さんの気持ちもわかります。相当残念なだったこともわかります。だからと言って柘植さんのやった行為が良かったとは思いませんよ。愛する馬が亡くなるまで、そばでいてやることこそが、人間ではないでしょうか。私ならそうします。

    2016/01/26 13:07 ブロック

  • 火鷹流剣(風邪中)さんがいいね!と言っています。

    2016/01/26 11:52 ブロック