苦しい、悔しい思い。

仙台の父が買い出しに行き、行列に並ぶこと3時間、やっと買い物が出来た。まるで戦後の闇市みたいだったと笑っていた。思ったより元気そうだなと、ホッと胸をなで下ろした。

次に妹にTELしたら、昨日、お父さんが買い出しに出たけど、大根一本買えただけだった…と、聞いた。あの笑いは、あの元気は、俺に心配をかけまいと…。とても、悲しすぎる。

大根が買えただけでもいいと。何も買えずに、うなだれて帰って行く人も居たらしい。

本当にこれが同じ日本なのか。

信じがたいはなしだ。
北海道は今のところ、震災前と変わらない生活が出来ている。幸せそのものか…いや、避難所で生活している人達を見ていたら、胸が苦しくて心から幸せと思えない。

でも、母に言われた。孫たちを思うとき、札幌に居てくれて良かったと。何もない普通の生活を有り難いと思えれば、それで良いこと。

被災地の両親に逆に励まされてばかりだよ