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2020/06/29 22:39
サクランボ哀歌
6月28日(日)
11年前。
会社のオバサンからサクランボをもらった。
「これ、良かったら食べて。お父さんにも持ってってあげなさい」
いつもゎサクランボなんて食べた事のないパピィが、珍しく一つ一つ食べていた。
「甘くて美味しいな」
パピィゎサクランボの季節になると、おらに必ず買ってきてくれた。
自分でゎ「俺ゎサクランボが嫌いだから」とイッて一つも食べなかったパピィが、病院のベッドで一つ二つと食べていた。
ほんとゎパピィもサクランボが好きだったのに、おらに食べさせるために嫌いって嘘をイッてたのかな?
サクランボを食べて数日後に、パピィゎ天国に旅立った。
「これ、お裾分けだけどお母さんと食べてね」
けふ、カノジョがサクランボをくれた。
けふゎパピィの命日だ。
サクランボが、天国のパピィからのメッセージに感じた。
おらゎ食べる前に、パピィの仏壇にサクランボを供えた。
写真のパピィゎ、いつもおらを見て笑ってる。
(おしまい)