185件のひとこと日記があります。
2020/11/30 20:39
さらばアーモンドアイ
まる4年間特等席で見続けてきたのに、私は最後にしめした最上のパフォーマンスを全く予想できなかった。恥じ入るばかりだ、、。
8冠達成で肩の荷は下りているのだから、気楽に構えるだろうと。スタミナ切れだけはカッコ悪い、奇襲的に後ろへ下げて、届かずとも馬場の良い大外ぶんまわすかも、と。そんなド素人の戯言を一蹴する、選んだ戦法はザ・正攻法、荒れた内側ラチ沿いピタリを回ってくるとは、、、。もしかしたら父譲りの筋肉質になりパワフルさが増して、鞍上も今ならば馬場も気にならないと察していたのかもしれない。直線の絶妙のコース取り、手綱を取り続けたお手馬との信頼関係、天晴れルメール!天晴れアーモンドアイ!
桜と牝馬の儚さと華やかさが重なるクラシック桜花賞。競馬を始めた1994年、地元笠松出身のオグリローマンが制覇した大好きなレース。一口馬主を始めるにあたり掲げた目標は、出資馬が桜花賞へ出走すること。
ロードカナロア。日本馬が悉く惨敗していた香港スプリントを5馬身差で圧勝した稀代の快速馬。ディープ産駒が席巻する桜の舞台に、手ごろな価格で対抗できるのは、カナロア初年度産駒しかない。4年前、その思いで申し込んだだけだった。単純な理由だった。
さらばアーモンドアイ。
夢を叶えてくれてありがとう。もし叶うなら、夢の続きを。目指すは出資馬による桜花賞親子制覇。二世を楽しみに待っているよ。