アルモニカ@周防灘特別結果〜引退

直線で自ら競馬をやめてしまう悪癖は最後まで治らず。
牝馬の気性は一旦悪い方向へ行くとどうにもならないことは常々聞くが、デビューから引退まで追い続けると大変よく理解できるものだった。

過去の結果やクラブコメントを見返すと、ポイントは2019/5/26の御池特別だったか。鞍上が無理せず控えて3着入線したのを陣営が消極的と判断し、次走から逃げに転じさせた結果、レースを重ねる毎にアルモニカは競馬を嫌なものと学習していったように感じる。

マラソンやるからよくわかる。オーバーペースで息が上がったら歩き出したくなるから。俗にいう30kmの壁。

やや無理にでも御池特別のように抑える競馬を続けていたならば、少なくともここ1年、勝てはせぬとももう少し戦えたかもしれない。もちろんアルモニカの気性はその程度で治るものではなく同じ結果になったかもしれないが。

出資馬ルナシオンは藤沢厩舎の放置プレイにより4歳春でわずか4戦。気性はアルモニカを超える危うさ。もう治らないと思うが、これ以上の悪化だけはさせぬとの厩舎の強い信念を感じている。出資者に大きな我慢が必要だが、制御が効く間は夢を持てる。

出資馬一頭一頭から学ばさせていただいている。
アルモニカおつかれさま。出脚二の脚は非凡だった。二世を楽しみに待っています。