ディープのいない新馬戦

今年は新馬戦で人気馬が崩れる傾向が高い。理由はディープ産駒がいなくなったためだろう。基本ヨーイドンだから、ディープの仔は実戦で調教以上に走った。一方、今年の人気馬たちはウッドや坂路で好時計を出して人気になるも、そう言ったキレを持ち合わせておらず、ディープ的なキレのある馬にやられているイメージ。

今までの感覚をリセットする時代に感じる。キレで勝ち上がった馬は、次走も人気するだろうが、総合力が問われるペースや展開で果たしてディープ産駒同等のパフォーマンスを出せるだろうか。今の頂点に立っているのはタイトルホルダーにエフフォーリア、ドウデュース。総合力に強い父の産駒が数的に優位になれば、自然とヨーイドンの時代が終わるのもしれない。