「経験」の差。

点差以上に完敗の内容でしたよ。
相手はACL戦のオーストラリア帰りだったのに走り負けるは競り負けるは…。

というワケで今日はお馴染み等々力での川崎−浦和戦を観戦してきました。
森脇からの長いパスを李がワンタッチで流し武藤がシュート。この鮮やかな先制点が決まった段階で今日の川崎の勝利の可能性は無くなったと思いましたよ。
積極的に縦に入れてくる浦和、こぼれ球を拾えない川崎、精力的にボールホルダーをチェイスする浦和、すぐに後ろを向いてバックパスする川崎、興梠の2本のシュートがバーとポストに助けられなければホーム等々力で惨敗だったでしょう…。

毎年見てきた光景を今季も早々に見せつけられた試合でしたよ。
越えなければならない壁をまたもや越えられなかった川崎、首位攻防という修羅場を何度も戦い抜いてきた浦和、ホントにこういう試合での「経験」の差が出た一戦でした。
ほぼ毎年、最後の最後まで優勝争いを繰り広げる浦和と最後まで可能性を繋ぐのも困難な川崎。この一戦にここぞとばかりに気持ちを入れてきた浦和の選手達はやはりわかってましたね。
川崎は今季のリーグ戦初黒星というコトよりも深いダメージを選手もサポーターも負ってしまった気がしますよ。

難関が難関のままで終えてしまった今日の試合、前向きを取り戻して引きずらないようにしてもらいたいですがこれだけの差を見せつけられるとさすがに…。

来週はやはりステージ制覇に絡んでくるであろうガンバ大阪とアウェイでの一戦が待ってます。
あらためて今の川崎の順位は「芯」のある強さで得ているモノなのかが問われる一戦になりますよ。
この試合を乗り越えるか跳ね返されるかで今季の行方も占えると思います。
いよいよ始まるゴールデンウィークの連戦、生き残るための証明を川崎の選手、そして観戦に出かけるサポーターも気持ちを込めて戦ってもらいたいです。