20周年記念試合・川崎VS 川崎。

長い一日でしたよ。
昼の13時前から夜21時近くまで8時間もスタジアムにいたんですからねえ…。

というワケで昨日はお馴染み等々力で川崎−神戸戦を観戦してきました。
試合は川崎の攻勢で進みましたがいかんせん最後の詰めが甘くてなかなか神戸ゴールを割るコトが出来ず、逆に神戸は前半終了間際に川崎ゴール前でのフリーキックが壁に当たりコースが変わったボールが川崎ゴールに吸い込まれるというラッキーな先制点を手に入れましたよ。
流れが悪いまま終わった前半でした。後半に入ってからもイヤな空気のままで試合は進みましたが右から突破を図った小林悠が倒されてPKになり大久保嘉人が冷静に蹴りこみ追い付くコトが出来ましたよ。でも流れの悪さは変わらなかったんですよ。
その原因は小林悠のシュートが外れまくっていたからなんですよ。
起点になり何度もチャンスを作り出して絡んでいた小林悠。この試合のMVP級の動きでしたが昨日は彼の日では無かったようです。

追い付いた後は右から登里が上げたクロスに大久保が神戸GKとDFの間で難しい体制ながらもチョコンと合わせて神戸GKの頭の上を越えるゴールで逆転! そして試合終了間際には小林悠との交代で出場した田坂が入れた右からのクロスにいつも「なんでソコにいるの？」と思わせるエウシーニョが合わせて神戸を突き放しましたよ。
3点目が決まりやっと安心出来た試合でした。

ただひとつ残念だったのは川崎DF・奈良竜樹が負傷により戦列を離れてしまったコトです。
リオデジャネイロ五輪を目指し川崎でも五輪代表でも高い意識で意欲的に挑んでいた奈良竜樹。診断の結果は左脛骨骨折で全治には4ヶ月かかるとのコト…。
本当に残念な結果になってしまいました…。もちろん、一番悔しいのは奈良竜樹本人でしょうが…。
五輪は絶望的になってしまいましたがこれですべてが終わったわけではありません。しっかり治療して完治させて次なる目標に挑んでもらいたいですよ。

昨日の神戸はちょっと荒かったですねえ。レアンドロとペドロ・ジュニオールがベンチからすら欠いていた状況で川崎の攻勢をよくしのいでいたんですけどねえ。
シュート数も川崎16本に対し1本では…。
策士ネルシーニョ監督も頭の痛い試合内容だったと思います。

昨日は肝心の試合で勝利をもぎとるコトが出来た他にも試合前と試合後に楽しみがありましたよ。
試合前には川崎フロンターレ20周年記念としてかつて川崎に在籍した選手達によるOBドリームマッチ「チーム誰かに合わせてくるぞ」VS「チームソルト」の20分ハーフによる試合が行われました。
アウグスト、ジュニーニョ、ジェシといった今でもサポーターに愛され続けている3人のブラジル人の他にも川崎山脈として活躍した箕輪義信、伊藤宏樹、寺田周平、佐原秀樹。短い在籍期間でしたが岩本輝雄や石塚啓次といった選手も駆け付けてくれた楽しい試合でした。
アウグストのコーナーキックに頭で合わせた箕輪のゴールシーンなど10年前を思い出させる場面がたくさんありました。ジュニーニョも現役時代を思い出させるスーパーゴールを決めてくれ昔からのサポーターも最近のサポーターも楽しませてくれました。
特に岩本輝雄なんて時間限定で起用したらまだまだイケそうなプレーを見せてくれましたよ。

あっ! 試合結果ですか？
試合は伊藤宏樹率いる「チームソルト」が中西哲生主将の「チーム誰かに合わせてくるぞ」を3−1で下しましたよ。
そして試合後にはそのOB選手が一同に介してのサイン会。ブラジル人3選手に関しては事前の申し込みにより限定的なモノになりましたが私もかつての川崎戦士達の写真を撮りまくってきました。
10年前の10周年の際にも来てくれた選手のその後なんかも聞くコトが出来て感慨深い夜になりましたよ。
なんだかんだで前身の富士通川崎時代から見ているチームが20周年ですよ…。
いろんなモノを積み上げて迎えた20周年…。
でもねえ、足りないモノがあるんですよ!
次の30周年を迎える前には必ずタイトルを! ホントに渇望しているタイトルを!
次の30周年記念の際には「あの時はありがとう!」と選手達に言えるようになってもらいたいです。

昨夜も帰りに一杯ヤッてから帰宅しましたが昼間に8時間近くも風に当たり続けたせいか中生2杯と日本酒一合程度でへろへろになってましたよ(;^_^A
この駄文を書くにもタイトル考えて写真選んだだけで睡魔のお迎えに任せるまま寝落ちしてました。

かつての川崎戦士達、また次の機会にも元気な姿で再会したいですね。
栄光を手にした瞬間に立ち会いたい、これからも見続け応援していこうと思った昨夜でした。