関東サポーターの力。

試合開始の一時間前にはスタジアムに着いたんですがメインスタンドのホーム側に席は取れずアウェイ側に陣取るコトになりましたよ。
それでも徐々に熊本サポーターがアウェイ側に流れてきて赤く染まったメインスタンドだったと思います。
値段の高い席から埋まっていくという普段のJリーグでは考えられない現象でしたよ。
もちろん熊本の赤の他に水戸の青黒も目立ってはいたんですが私の周辺にはオレンジもぽつぽつと混じってました。
新潟、大宮、長崎…。確認できたのはこの3チーム。試合後の帰り道ではこんなに来てたのかと思うぐらい各チームのサポーターを確認できましたよ。

というワケで今日は柏・日立台での熊本のホームゲーム、熊本−水戸戦を観戦してきました。
地震の影響で試合中止が続いていたロアッソ熊本、まだしばらくは本拠地を使えない状況ですが今日は柏レイソルの協力などもありホームゲームとして開催するコトとなりました。
試合前にはアウェイゴール裏の水戸から熊本へのエールが飛び、それに応える熊本側からの「サンキュー! 水戸!」のコール。いつも等々力や三ツ沢などで感じる多少の殺伐とした雰囲気とは違ったモノが感じられました。
キックオフ前には水前寺清子さんが登場、365歩のマーチを熱唱してくれました。
私が子どもの頃にはわかりませんでしたが今更ながらこんなに力強く勇気をもらえる曲だったんだなぁ〜と実感した一時でしたよ。

そしてキックオフ!
前半は試合前の雰囲気とは違い、
両チーム共に気持ちを見せてくれた熱い前半でしたよ。
後半に入っても暑い午後をさらに熱くしてくれた緊縛の試合展開が繰り広げられました。
暑さのせいか足が止まりはじめた熊本に前がかりになった水戸が襲いかかる展開が続いてましたよ。
残り時間もあと10分少々になった頃に左サイドで目まぐるしくパスを繋いで前線に持ち込んだ水戸のラストパスに合わせたのは三島。水戸が先制に成功しましたよ。
対する熊本も暑さに負けず精力的に上下動を繰り返す巻が上手く落としたボールには誰も走り込めずチャンスを潰す場面も見られました。
水戸が押しぎみの中で熊本もチャンスを作り挑んでいた試合、90分走り抜いた水戸に凱歌が上がりましたよ。
困難な中での熊本のホームとしての開催試合でしたが水戸とそのサポーターも義援金を持ってきただけではありません。今後も援助は続けていくにしても勝ち点3だけは贈るワケにはいかないんですよね。
声を出し続けた水戸サポーターと走り抜いた水戸の選手には当然の勝ち点3だったと思います。
試合終了後には熊本と水戸、双方の選手が一緒に場内を一周しました。
つい何分か前にはお互いにしのぎを削っていた両チームの選手が一緒にこの試合の為に力を尽くしてくれた柏レイソル関係者やボランティアの皆様への感謝だったと思います。
試合前の雰囲気、試合中の熱気、試合後の穏やかな空気、すべてが素晴らしいモノでした。
今日は本当に日立台に行って良かったですよ。

試合中には結構Twitterで呟いてる私です。
その最中に垣間見る他の呟きの中には日立台での試合とはいえ他チームのユニで観戦するのはけしからんみたいな書き込みも見かけましたがJリーグはこれでいいと思います。
試合開催に協力してくれた柏レイソルの関係者およびサポーターの皆様、スタジアム内で見かけた各チームのユニ、またはグッズを纏ったサポーター、私が確認できただけでも柏、千葉、浦和、大宮、新潟、長崎、FC東京、横浜FM、京都、もちろん私を含む川崎も帰り道には見かけましたよ。
これが私の大好きなJリーグなんです。
試合の90分以外の部分では同じ
Jリーグのチームを応援する仲間であり続けたいですよ。
本当に素晴らしい一日でした。

試合後には帰りの混乱をやり過ごすつもりで喫煙所で一服、時間を潰したつもりでしたが帰り道の混雑は免れませんでした。
いつもリュック背負って観戦に出かける私ですがリュックに付けられた熊本出身の川崎の谷口と車屋の缶バッチが目立ったみたいで信号待ちの時には熊本サポーターの笑顔を誘うコトも出来たようです(^-^)
まだまだこれからの困難が本番の熊本の皆様、微力ながら私も皆様の援助が出来るよう頑張るつもりですよ(^O^)

関東近辺にはJリーグを通してのカタチではあっても熊本を援助しようと考えるサポーターがたくさんいるコトがわかった素晴らしい一日でした。
500円玉4枚の募金しか出来なかった私ですがこのJリーグを愛する仲間達と共にこれからも熊本の為に出来るコトをしていきたいと考えます。

長くなってスイマセン(;^_^A
熊本、そして水戸のサポーターの皆様、素晴らしい一日を本当にありがとうございますm(__)m