本当の挑戦者。

降るというよりは舞っていた雨の中の試合でした。
ピッチ上の影響は無かったように見えましたがやはり重馬場なのは変わらないので選手も走るのは苦労だったと思います。
観戦する我々も雨との戦いがあった昨夜は天皇杯2回戦、川崎−秋田戦を観戦してきました。
川崎は代表戦に参戦中の大島と小林 悠を欠くスタメン構成でしたがほぼベストメンバーと言ってもいい布陣。初めて見るコトになるブラウブリッツ秋田でしたが試合内容を見る限り、普段、J3リーグで戦っているレギュラーメンバーだったと思いますよ。
ブラウブリッツ秋田、良いチームでした。
選手ひとりひとりがよく食らいついている感じで前半は川崎を圧倒するような動きを見せてくれましたよ。
川崎DF陣を執拗にチェイスして
ボールを回させないFWの3人の走力は驚くべき運動量でしたよ。
その努力が実って先制したのは
ブラウブリッツ秋田!
前山恭平の素晴らしいミドルシュートでしたよ。
攻守に労を惜しまないブラウブリッツ秋田、このまま走りきるコトが出来たなら川崎は何も出来ずに終わったかもしれないと思わされた前半でした。
前半を1点リードで終えた秋田、
後半も早々から川崎のお株を奪うかのようなパス回しを見せてくれたりこの試合に自分達の出来るコト、やれるコトを見せてくれた全力を尽くしてくれた試合だったと思います。
後半15分過ぎからやっとボールを回すだけではなく自分達も走る動きを見せ始めた川崎。武岡から車屋、左からのパスを突き刺したのはエドゥアルド! なんとか追い付くコトが出来ましたよ。
その後はまた左からもらった大久保がうまく狙い逆転、車屋が中に入れたトコを田坂が合わせて3点目と秋田を突き放しました。
試合結果は3−1で川崎の勝利でしたが内容では初々しいぐらい分かりやすいチャレンジャーだった秋田が全力で戦ってきた素晴らしい内容、そして川崎が思い出さなければいけない気持ちを表現してくれたブラウブリッツ秋田に感謝したくなる試合でしたよ。
全力でぶつかってくる相手にはいつもタジタジになり引きまくる川崎の悪いクセ、というか仕様が久しぶりにあからさまになった試合でした。
昨夜はJ1とJ3のチームの試合でしたがどちらがJ1で優勝争いしてるチームか分からなくなるような試合内容でしたよ。
川崎に昨夜のブラウブリッツ秋田のようなひたむきさやチャレンジ精神が昔からあったなら真の強豪として今を戦っていたかもしれないな…なんてコトをあらためて実感させてもらいましたよ。
無限の高さを見上げてひたむきなチャレンジ精神を見せてくれたブラウブリッツ秋田の選手とサポーターに敬意を表したいと思います。
ホントにありがとうございます。
良いモノを見せてもらった昨夜でしたよ。
そして試合終了後に掲げられた横断幕に記されたコトバ、
「この絆を胸にいつか必ずここに戻ってきます!」
ホントに感動しましたよ。
私自身が忘れていた、いや、今の川崎が思い出さなければいけない気持ち! いろんなコトを改めて考えさせられた昨夜の一戦でしたよ。
川崎、初のタイトルに向けて昨夜の試合が糧になるよう願いますよ、
我々だって見透せない無限の上を見て行かなければならないんですから。

そしてブラウブリッツ秋田。
J2昇格が手に届く位置にいる限りは昨夜のような試合をしてチャレンジし続けてもらいたいですね。
等々力に戻ってくる時間が我々が思うより早くなるよう願いますよ。

昨夜は秋田側ゴール裏での観戦だった私ですが前半の中頃からなまはげがゴール裏に君臨、サポーターを鼓舞してましたよ(^-^)
ハーフタイムには凄い人気でしたねえ(^O^)
東北三大祭りの竿燈の提灯も出たり郷土をアピールする秋田側ゴール裏はホントに楽しかったですよ(^-^)
運営に関しては毎年通りの天皇杯ですよ。
ヤル気など見えないバイト連中、仕方なく帰りの方向を案内する警備員。
でもこうであってこその天皇杯なんですよ(^O^)
必死でサービスを提供して客集めを行うJリーグ主催試合とは違い、偉そうな態度だけは一流なJFA主催試合。
サッカーのタイトルとしては一番価値があるよう振る舞う天皇杯ですが運営は常に最低最悪…。
これ以上に罵倒出来るコトバを見つけられない自分が残念ですよ。
でもそういったシステムを受け入れなきゃいけないんですよねえ…

Ｗ杯最終予選も始まった昨今ですがいろんな喜怒哀楽を楽しもうと思う夜ですよ(^-^)