何を積めば？何を埋めれば？

村上伸次主審が時計を見ました。
このゴールキックで笛が鳴るな…鹿島GK曽ヶ端が蹴った瞬間、試合終了を告げる笛が鳴り響きました。
後半早々の50分、自身が放ったスローインから戻ってきたボールを受け直した鹿島・山本修斗が川崎DFをかわして入れたクロスに頭で合わせたのは金崎夢生。鹿島が先制しました…。

というワケで今日は明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ準決勝の川崎−鹿島戦を観戦してきました。

前述したとおりの結果で年間勝ち点3位の鹿島が年間勝ち点2位の川崎を破り浦和との決勝へと駒を進めました。

川崎、年間勝ち点では鹿島より13点多く積みました。ケガの小林悠や大島僚太の穴は期待のユース上がりの新人、三好と板倉が埋めてくれました。
1st、2ndの各ステージでは苦しい試合をなんとかモノに出来る経験を積むコトが出来ました。先日の天皇杯4回戦では今までの川崎では見るコトが出来なかった高さを使ったパワープレーも見せてくれ風間戦術の穴だった部分も埋めてくれました。
追い付かなければならない試合終盤、いろいろ手を尽くして攻撃していたと思います。しかし追い付けないまま主審の笛が鳴り響きました…。
またしても何も掴むコトが出来なかった90分、大久保をはじめしゃがみこむ選手もいましたよ。

川崎、何が積み足りなかったんだろう？ 何を埋めきれなかったんだろう？
試合開始から90分後の結果を見てもそれがなんなのか解らないままですよ。

勝っていれば決勝第1戦のチケットは確保出来てるので明日は午前中に社内の眼を盗んで決勝第2戦のチケット争奪戦に参戦するつもりでした。
普段なら面倒なコトでもワクワクしながら参戦してたでしょうね。
もしかしたら明日は雪降るから…なんて理由でワクワクしながらも面倒なコトを回避出来たと自分を納得させてます。
勝てば天皇杯と合わせて2冠獲得のチャンスだったんですけどね。
リーグ戦優勝の夢は断たれてしまいましたがまだもうひとつのタイトル、天皇杯が残ってます。
選手も今日明日で気持ちを切り換えるのは難しいでしょうが新たにモチベーションを持ち直して全力で挑んでもらいたいですね。
来季は大久保も抜け、もしかしたら小林悠もいないかもしれない新布陣、いろんなコトがリセットされる川崎です。
今季のこのメンバーで戦う最後のトーナメントである天皇杯。
我々も気持ちを切り換えて全力で応援して見届けたいと思ってます。