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2014/12/08 19:59
山の神の拳。
千葉、最後の怒涛の攻撃も山形イレブンの必死の守りでボールはタッチラインを割っていきました。そしてAT4分が過ぎ去り松尾 一主審の笛が鳴り響きました。
同時に両の拳を突き上げる山形GKの山岸、その瞬間、確かに彼は「山の神」でしたよ。
というワケで昨日はJ1プレーオフ決勝、千葉−山形戦を観戦してきました。
千葉の昇格に掛ける執念か、薄氷のプレーオフ進出で開き直った勢いを見せる山形か、過去2度のJ1プレーオフ決勝を思い出しながらの観戦でしたよ。
試合は前半37分に左からの山形のコーナーキック、宮阪が蹴ったボールは千葉GKの高木が弾き返し再び宮阪の足下へ、冷静に中へ入れ直したボールは競り勝った山形FWの山崎の頭が捉え千葉ゴールに吸い込まれていきました。
大いに沸く山形ゴール裏は揺れてるようにも見えましたよ。
過去2度の経験上、千葉はすぐに反撃に出ます。ホントに焦りが出てはいけませんが「後半がある…」なんて悠長なコトを考えていてはダメなのがこのJ1プレーオフなんですよ。
森本のドリブルや左からのクロスなど次々に矢を放つ千葉でしたが攻撃陣も戻ってきてボールホルダーを囲む山形の守備は徹底されてましたね。
最後、ATを含む残り15分ぐらいは山形サポーターの悲鳴や仰け反った後の安堵が響き渡るぐらいの千葉の猛攻でしたよ。
笛が鳴った瞬間、ゴール裏を埋め尽くした山形サポーターの歓喜、試合開始後も徐々にバックスタンドを埋めていくぐらいのサポーターが駆け付けた千葉側の静寂、「夢と絶望の90分」と銘打たれた昨日の決戦、見応えがありました。
モンテディオ山形の選手、関係者、そしてサポーターの皆さん、本当におめでとうございます。
J2最終節、東京Vに破れたコトが逆に開き直れたきっかけだったかもしれませんね。
それが「山の神」が奇跡を呼んでくれる結果になったような気がします。
なんといっても「山」岸のヘッドでのゴール、そして数々の神がかりセーブ、「山」崎の試合を決めるゴールなど「山の神」の奇跡をたくさん呼び込んだんですからね。
来週の天皇杯決勝、私のチケットは「山形側ゴール裏」です。
また、山形サポーターの皆さんの歓喜の中にいられるよう願ってますよ。
そして千葉…。
途中就任とはいえ個人的には思い入れがある関塚 隆監督で昇格出来なかったコトはホントに残念です。
でも過去2度のJ2プレーオフの結果も踏まえて今季は絶対自動昇格でなければいけなかったハズです。
やっと森本もフィットして暴れん坊の谷澤や未知の可能性を秘めた町田の活躍などで期するモノもあったと思います。
一昨年、同じJ1プレーオフ決勝で敗退後、雨上がりの中、「オレ達の誇り、ジェフユナイテッド!」と唄い続けたサポーターの気持ちに来季こそ応えなきゃいけませんよ。
J1プレーオフ、今季も称賛の拍手、健闘への拍手、力一杯叩いてきました。
来年も右と左で夢の成就と絶望の姿を見届けたいと思ってます。
それにしても来季のJ2は混戦どころか有力チームがドコなのか想像もつかない大変なリーグになりそうですね(;^_^A
かつてJ1を席巻したチームが名声を取り戻せるのか、松本山雅のような新興チームが勢力を拡大するのか…。
今季もJ2リーグはホントに楽しくて複雑で面白かったです。
来季はJ1経験チームがすんなり昇格出来るとは思えませんよ。
いろんな波乱があってこそのJ2、来季も地味に試合会場へと足を運びますよ。
昔も書きましたが世界で一番面白いフットボールリーグはJ2なんじゃないかなぁ〜…、改めて実感する私ですよ(;^_^A
来週は天皇杯決勝、ガンバの3冠を見せ付けられるのか、山形が勢いで奇跡を見せてくれるのか…。
あと一週間、サッカーでワクワク出来るのが幸せな私ですよ(^O^)