375件のひとこと日記があります。
2015/10/17 01:31
素敵な宿題
大人も子供も歳を重ねるにつれて
「恥ずかしい」
感情が芽生え
素直な気持ちや考えを
伝えづらくなってしまいます
けれど
大人も恥ずかしいながらも
本当は伝えたいと感じてますし
子供からも素直な気持ちを伝えて欲しいと願っています
でも、そう言っても…
と言うのが本音ですよね
そんな恥ずかしさに向き合う
素敵な宿題のお話を届けます
◎心いやされる小学1年生の作文
せんせいが、
きょうのしゅくだいは、だっこです。
おうちの人みんなにだっこしてもらってね
といいました。
ぼくもみんなも「ええーっ」と
びっくりしました。
だって、だっこのしゅくだいなんて
はじめてだからです。
なんだかはずかしく
でも、うれしかった
いそいで
いえにかえりました。
いえにかえって
すぐ、おかあさんに
「だっこがしゅくだいにでたんよ」
「しゅくだいじゃけえ、だっこして」
と小さいこえでいいました
おかあさんは
「へえ、だっこのしゅくだいでたん?」
と、びっくりしました
でも、すぐ「いいよ」と
にっこりしていってくれました
おかあさんはすわって
ぼくをひざにのせて
りょう手でぎゅうっと
だきしめてくれました
おかあさんのからだは
ぬくかったです
だっこしてもらっていたら
ぼくのからだも
ぬくくなりました
ぼくが
「おうちの人みんなにだっこしてもらわんといけん」
といったら
おかあさんがちっちゃいばあちゃんに
「だっこしてやって」
といってくれました
ちっちゃいばあちゃんは
わらって
「おいで」
といって、だっこしてくれました
そして
「大きゅうなったねぇ」
といってくれました
つぎは大きいばあちゃんに
だっこしてもらいました
大きいばあちゃんはぼくをだっこして
「おもとうなったのう」
といってくれました
さいごはおとうさん
おとうさんはいきなり
りょう手でぼくの
からだをもちあげて
かたぐるまをしてくれました
ぼくはおとうさんよりも
せがたかくなりました
そして、おとうさんはぼくを
ゆっくりおろして
ぎゅうっとだきしめてくれました
おとうさんのからだは
ぬくかったです
ぼくはまたしてもらいたいと
おもいました
だっこのしゅくだいがでたから
かぞくみんなに
だっこしてもらいました
さいしょははずかしかったけど
きもちよかったです
だっこのしゅくだい
またでたらいいなとおもいました
おわり
子供のそんな気持ちを味わいながらも
心が感じていることを
素直に伝えられる関係性っていいですよね
嬉しいことも
悲しいことも
ムカッとしたことも
涙を流したことも
どんなことを伝えても大丈夫
そんな信頼感が基盤にあると
子供はたくさんチャレンジすることができます