家族は心の充電基地

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人が生きていくには愛が必要


人間を「愛の電池」に例えて話をすると


肉体の成長に食べ物の栄養が必要であるように


心や魂にも愛という栄養は欠かせない


人は愛というエネルギーが充電されて初めて動くことができます


愛が不足している心には電池の切れかけた機械のように


動きがぎくしゃく


ついには誤作動を起こしてしまう


その誤作動はさまざまな形で表れます


過食症や拒食症といった摂食障害


借金をしてでも買い物がやめられないショッピングシンドローム


お酒がやめられないアルコール依存症


麻薬などの薬物中毒


恋愛なしでは生きていけない恋愛依存症


片時も仕事のことが頭から離れないワーカホリック


これらはみな「愛の電池」不足による誤作動によるもの


本当は愛が欲しいのに


愛に満たされたい


それだけなのに「満たされたい」対象が誤って変換され


別のものをむさぼってしまう


どれだけむさぼっても


それは本当の愛の代償でしかないから


いつまでも満足はできずに苦しんでしまう



一生を通じて欠かすことのできない愛


とりわけ子供時代にたくさんの愛を注がれて育つことは


とても大切なこと


子供時代に周りから充分な愛を充電して貰った人は


その後の人生でどんな苦難にあっても堂々と生き抜いていけると言っても過言ではありません


自分を本当に愛してくれて


子供らしいわがままも受け容れてくれる家族の存在


その子にとって


その場所は一番の「心の安全地帯」


この頼もしい基地がしっかり存在していると


自信を持って家族以外の人間関係に歩み出すことが出来るのです