笑うちからと泣くちから

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心が強いって、どういうことだろう…


子供の頃は、だいたい弱気で


愚痴ばっかりいう


すぐに泣き、ずるいこともいう


失敗したら「もう、一生できない」と泣き出す


こんなことはよくあり


人間は自然の生き物で、心はその自然現象だから


お天気と同じでくるくる変わる


大人だってそう


大人も子供も関係なく、もともと人間の心自体が弱いのが普通


泣きごとを言わない子供なんているはずないし


強く見える大人だって


心の階段を下りていったら心細い子供の姿があると思う


特に子供は、からだの皮膚が薄くてやわらかいのと同じで心だって


まだ、薄くてやわらかい


だから、いっぱい傷つく


弱いことを前提に見つめると泣きごとも愚痴も


少しは気楽に受け止められるのかもしれない


とは言うものの


涙なんか見せられるとやっぱり親は心配


少しだけ立ち止まって


あれこれ考えてる間に自分だけ


ポツンと置いてけぼりになることの方が多く


話して気がすんだのか、半べそかいていた子供は


アッという間に気持ちが変わって遊び始める


天井を向いて、ひとりでくるくる回転をして


「お家が回る〜」と床にひっくり返って


ゲラゲラ笑っている


さらに自作の変な歌まで歌い


もう違う世界へ行っているのだ


さっきまで、この世の終わりのような顔をしていたのに


あきれてしまう自分もいるなかでホッとする自分もいる


バカな悪ふざけの中にも、光る種のような物を発見する


子供はいっぱい泣くけれど、笑うことも好きだ


"笑うことが、強さだと、まるで知っているかのように"


だから


笑顔を作る種が、ちゃんと根をはって


大人になるまで無くならないようにと願い


「悲しみ」を出す力が、ずっと子供を支えてくれるように願って


親にとっては、弱い、と心配することより


強いたくましさを信じてあげる方が難しいのかもしれません


ひょっとしたら？



強さというのは、誰かに信じてもらえることによって


伸びていくものなのかもしれない


それは大人だってそうか


子供でも大人でも、いっぱい傷つく


でも、子供はすぐ治る(すごい早さで)


すぐ笑う(涙のついてる顔で)


大人は歳をとると治りが遅くて…(苦笑)



涙も愚痴もさらけ出してる子供はありがたい!!


弱さをさらけ出せる人間ほど強いものはないのだから


子供は弱いものだけど、大人にない強さを持っている


だから



堂々とその強さを信じて


「大丈夫！」


と笑ってやれる親でありたいですね



(笑)