紫陽花の言葉

６月になり


通りを歩いていると


可憐な紫陽花の花を目にします


紫陽花は咲き始めから


だんだんと花の色を変えることから移り気な花と呼ばれ


これは心変わりではなく


美しくなるため試行錯誤して咲いてる気がします


１度地面に根を張ったアジサイは


冬の間は枯れたように見えながら


春になると再び強い生命力で新芽を伸ばし


緑の葉を広げます


そしてその花達は日々美しくなるため


色を変えては満足せずに


また色を変える


なんだか可憐な女性をイメージしますね


アジサイは咲き始めから満々と咲ききって


咲ききった後


花びらを散らしもせず


色を失ってしまうまで


じっと何かに耐えているようで

そんな姿は少女から娘に


娘から女に


女から母に


母から白髪のお婆ちゃんにと


ひとつの時代を生きる女性の姿に思えます