疾病利得

生きていくなかで


失敗をしてしまって


いつまでも落ち込んで気持ちを切り替えられない


悩んでいても明日という日はやってきます


よく「気持ちは、なかなか切り替えられないもの」


と言うがそれは錯覚にすぎない


スポーツの世界でも試合に負けたい選手はいない


それでも次の試合へ気持ちを切り替えられない、切り替えたくないのは


理由が必ずあり


「試合に負けた理由ができる」


「まわりが優しくしてくれる」


認めたくないでしょうが


心の奥底にそんな気持ちが潜んでいて


そんな気持ちは「疾病利得」と言い


落ち込んでいると得する何かがあるからです


気持ちを切り替え、落ち込みをなくすのは簡単な作業で


友達でも恋人でもランチをご馳走しながら


自分のいい所を10個ぐらい挙げて


誉めてもらう


そうして気分を上げて


自分の素晴らしさを再確認して言ってもらうのがポイント！


他人という客観的な視点から誉められることで


自分の存在価値を見いだし


失敗したことを検証したり

次に同じ場面にそれを生かそうと前向きの姿勢になるはず


ちなみにこの「疾病利得」を放っておくと集中力が切れて


変なミスになりかねない


看護師が点滴を取り違えたり


飛行機の管制官が違うスイッチを押してしまう


看護師も管制官も本来絶対やってはいけないミスです


それぞれの能力が落ちたわけでもなく


メンタルの問題になり


さらに放っておくと、無気力になり次第に鬱状態になってしまう


自分で自分に「鬱の自分」を認識しまい


結局自分で自分を落としてしまう


ここまでくると落ち込みの原因は子供の頃のトラウマなどリンクして


自分自身ではなかなか分からなくなってしまう


カウンセリングを受け


自分の中でトラウマとして残る怒り、悲しみ、理不尽さを


カウンセラーと共に探し出し


心の平穏を取り戻さなければならない


仕事や私生活やスポーツの世界でも失敗しても


自分の存在価値を否定されるような深刻な状況ではないはず


負けや失敗には色々な要因が重なってしまったもの


だから


なぜ？ダメだったのかを検証して


次への自分への課題にして


何度も挑戦すれば


ヒカリは見えて来るはず！