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2013/11/06 19:06
ラキシス、空胎後に出たマジックストームの第2仔、旬の“血”を見せつけるか?
母マジックストームは、マライアズモン(Maria's Mon)の仔を受胎した状態で、'07年キーンランド・ストックセールに上場された。吉田勝己氏の名義で50万ドルで落札され、繁殖牝馬としてノーザンファームに繋養された。
懐胎中の仔は無事生まれ、エスケーマジックの名でデビュー、今春、1000万、1600万とダートの1200を連勝してオープン入り。
09年は空胎。
10年産が同馬。
新馬戦は、7頭と頭数は少なかったが、話題の多い馬が揃った。トルストイ、アドマイヤスピカなど。
レースは超スローで流れ、テンガ67秒台とダート並み。
かかる事なく、直線で差し切った。
当然の如くクラシックを狙える期待馬、しかし、春先の牝馬特有の「気難しさ」が出て、レース中力んでしまい凡走、桜も樫も出走が叶わなかった。
フローラーS後、夏のローカルは見向きもせず、秋の訪れを待った。
能力はあるが、北半球の春先の牝馬は、額面通りの競馬が出来ない馬が結構いる、大調教師の道をひた走る「角居師」の決断だったのだろう。
桜、樫、華、残る“冠”は女王杯のみ。
距離選定も2200に絞り切った。
秋初戦は阪神甲武特別、パドックで見た同馬は春とは別馬、牝馬特有の雰囲気を醸していた。
馬体も一回り成長していた。
2戦目の鳴滝は、威風堂々の雰囲気、紅一点ながら牡馬を圧する感じ。
甲武、鳴滝共に余裕ある勝ち方。
鳴滝は、距離24から22になって以来、牝馬の勝ち馬は出ていない、今回エントリーしてきたコウエイオトメ(除外?)の3着が最高。
同厩のデニムが、樫、華と2度にわたってマンボにトンコロ喰らってしまった。
秋天4頭出しで塩を舐めた同師、今年最後の牝馬限定のGl戦、ラキシスで鬱憤を晴らすのか?
最終追いはまだ見ていないが、一週前は栗CWで6F83.0~11.9(強め)、ロケットダイア(6歳1000万下)と併せ2馬身先着、馬体の張りが素晴らしく、申し分のない状態との事。本番に向け仕上がった様だ。
過去17年間、条件戦からの挑戦で、勝ち馬どころか2着馬も出ていないエリ女、過去を塗り替えるとしたらこの馬しかいないんではないだろうか。
最終追い、枠を見てまた書いてみます。
それではさようなら。