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2013/11/12 11:26
今年も残す所後ひと月半、気合い(?)を入れていきましょう。次週はJCですから。
人気薄の逃げ馬とはいいますが、前走のスワン、コパノが上手く逃げ切りましたね。騎手からすれば、全くノーマークの馬ではないんでしょうが、先行したいマジンプロスパーとエーシントップはハナ迄主張する馬ではありませんから、叩かれる展開迄にはなりませんでした。
自分のペースに持ち込めて上手く後傾ラップに仕上げる事が出来ました。見事です。
今年の皐月、1分58.0というレースレコードでの決着でした。このレースのベースメーカーだったのがコパノです。
前半の入りが、34.1~45.7~58.0というこの時期の3歳馬では例をあまり見ないペースです。まだ残り1000mあるわけですから。
4角手前から馬群が詰まってきて、クラウンレガーロ、ラブリーデイ、クリノヒマラヤオーと4頭が横一線で直線に入ってきました。
結果は皆さん御存知の通り。
マイル通過は34.0、1800は46.0でした。
京都外1400は3コーナーの入り迄512m、マイルは2コーナー奥ポケットからのスタートですので、当然200mコーナーまでの距離が伸びます。実に712m、日本の競馬場ではここだけです。まるで新潟の直線競馬並ですよね。
出たなりで横広がりの状態のまんま先行争いになる、といったような感じです。“逃げ一車”ならそんなにペースは上がりませんが、逃げたい馬が複数いる場合はそうはいきません。
今年のマイルCS、前述コパノの他に逃げたい馬がいますね。
こうなってくると、前傾ラップは当然の如く避けようがありません。
'11年、シルポート6歳、46.7~47.2、上がり3F34.4~35.3、稍重(良に近い)。シル8着。
'12年、シルポート7歳、46.9~46.0、上がり3F35.0~34.7、良。シル4着。
シルも7歳になってある程度押さえが効くようになったという事でしょうか?
その事はさて置き、
'10年、逃げたのはジョーカプチーノ、勿論他に逃げたい馬もいましたが、
45.3~46.5、1.2の前傾、上がり3Fは33.7~35.1です。
'09年、逃げたのはマイネルフォルケでしたが、この馬2着に残ったんです。
47.2~46.0、10年とは真逆の後傾1.2、上がりは34.8~34.5の殆どイーブンです。
何を言いたいかと言いますと、逃げ馬が作る(作らせられる)ペースによってレースの傾向が変わってくる、という事です。
'09年と'10年の違いは4F目です、09年のマイケルは12.4とベースを落としましたが、カプチーノは11.6とペースを落とさず一気に坂を駆け上がってますね。この違いだと思いますね。
京都外回り1600は、一般的にはテンのペースが速まり、中盤で緩む事なく淡々とした流れの中で、如何に脚をためる事が出来るかどうかがポイントになってきます。
今年は………、前述したことを踏まえて考えていきたいと思っています。