389件のひとこと日記があります。
2013/12/25 08:00
フーラブライドの続きです。
先ず、父ゴールドアリュールについてです。
日本ダービーはタニノギムレットの5着でしたが、その前に芝を6戦して1勝しましたが、2勝目が手に届かず、ダートを連勝してのダービー出走でした。ダービー5着後、ジャパンダートダービー、ダービーグランプリと連覇し、3歳ダートの頂天に立ちました。その年のジャパンカップダートは古馬の壁に阻まれましたが、暮れの大賞典は勝ちました。明けて4歳、勢いは止まらず2月のフェブラリーS(Gl)、4月のアンタレスS(Glll)と連勝し、6月の帝王賞で11着と敗れ、引退し、5歳春から種牡馬になりました。
代表産駒には今年で競争生活にピリオドを打つエスポワールシチーがいます、ダートGl9勝(内中央Gl2勝)の猛者でした。この産駒からは芝馬も出ています。総じてノーザンダンサーのクロスが発生すると、芝適性、中距離適性が高くなるようです。タケミカヅチがそうですね。BMSにサクラバクシンオーを持つトップカミングの場合は、バクシンオーの母ハゴロモの父系がND系ノーザンテーストだからではないかと思います。
ゴールドアリュールの体内には芝適応の遺伝子がかなりあると思われます。
2代母のRelactant GuestはNijinskyの直仔Hostageの牝駒で米芝GlビヴァリーヒルズH(Gl)を含む11勝を上げた馬です。その母Vaguely Nobleはハイペリオンの直流です。この事を踏まえてフーラブライドの芝適性、中距離適性を考えてみたいと思います。
BMSにメジロマックイーンを構えていますが、祖母のヒカルパッションにニジンスキーの血がマルゼンスキーを通して注入されていますね。
同馬はNDの4×5、ニジンスキーの5×4、ともに9.38%の配合率です。
ダート20戦を消化しての芝転向の決断でした。遅きに失した感も無きにしも非ずですが……………。
500万、1000万を連勝しての重賞初挑戦の愛知杯、軽ハンデの50キロとはいえチョット家賃が高すぎるんではないかと思われ、12番人気の低評価でした。フーラの“板”を読んでいたら、車購入の資金にします、と云う方がいましたね。馬券が当たったんでしょうかね。3単で475万の配当を演出したわけですからね。
アリュール産駒に見られる際立った特徴が有ります。以後参考にされてみて下さい。
ダートは含水量の少ない乾いた砂より、水分を含んだ足抜きのいい稍重~不良を得意としています。
芝はその逆で、パンパンの良馬場を得意としています。これだけ極端な傾向を見せる産駒はあまり見かけません。
芝の重は黙って消し、覚えておいたほうがいいと思います。
タケミカヅチがダービー卿CTを勝った時も、トップカミングが日経新春杯2着した時もともに好時計を記録してますね。
当然の如く、函館、札幌の様な重い洋芝では、たとえ良馬場でも手を出さない事が賢明でしょう。
馬主はあの吉田和子氏です。照哉、勝己、晴哉3兄弟の母です。1922年1月9日生まれで、金杯の4日後に92歳になられます。ゴッドマザーの誕生日に花を添える事ができるか興味が有りますね。
それでは今日はこれで失礼します。