セイクリッドバレーの続きです。12/14のディセンバーSの結果から何が見える？

このレース、3歳馬が5頭エントリーしていました。
人気順に列挙してみますと、
ミヤジタイガ 3人、
クラウンレガーロ 4人、
ダービーフィズ 5人、
フェイムゲーム 8人(皐月賞以来)、
サムソンズブライド 9人(ダービー以来)、
着順は上から15、7、3、6、9着でした。因みに1番人気はエアソミュール、2番人気はサクラアルディートでした。

何故このディセンバーSを取り上げたのかを少しだけ講釈します。あくまでも私見ですが……。
先ず、人気通り1着に来たエアソミュールについてです。
この馬典型的な‘オープン大将’で、今回の勝ちでop特別3勝目をゲットしました。
重賞は3歳時の毎日杯を含めて5戦してますが、鳴尾記念の4着が最高で、後は全て2桁着順です。
この馬“エア”一族の一頭で叔父母にエアシャカール、エアデジャヴー、エアメサイアと云ったそうそうたる馬達が名を連ねています。
しかし、重賞では全く勝てないんですね。競馬界ではこういう馬を‘オープン大将’というんですね。覚えておいて損はないですよ。

このレースで最も注目すべき点は、14番人気で2着に来た【セイクリッドバレー】ではないでしょうか。
明け8歳になりますが、善哉氏亡き後社台を引っ張っている勝己氏の個人所有馬です。
サラブレッドの《個体》に隠された何かを探ってみたいと思います。
種牡馬になれない馬達の中にも、競走馬としての宿命を全うして、最後の輝きを放つ馬がいても不思議ではないですよね。

次回、ギムレット産駒のセイクリッドバレーに迫ってみたいと思います。
それでは今日はこれで失礼しますね。