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2014/01/14 20:23

ラブイズブーシェについて。マンハッタンにマックイーンの肌です。血統面を少しだけ。

父マンハッタンは5代前までにクロスを持っていませんね。マンハッタンの母サトルチェンジの父系はリボー系Law Societyですが、母系はシュワルツゴールドに遡る独系で、ビワハイジブエナビスタなどのGlホースを出しています。
父同様ラブイズブーシェも5代前までにクロスを持っていません。
BMSにマックイーンを構えていますが、この馬の特徴は祖母父にモガミの血を入れた事ではないでしょうか。
モガミ自身、仏で20戦3勝した馬で、準重賞のフォール賞を勝ったのみの馬ですが、初年度産駒からダービー馬シリウスシンボリ、2年目から史上初の牝馬3冠メジロラモーヌを輩出しました。その後もレガシーワールド(ジャパンC)、ブゼンキャンドル(秋華賞)らのGl馬を次々と出しました。

モガミの父はLyphard、このNDの血が下支えしているんではないんでしょうか。

この馬、2歳10月にデビューしましたが、5、2、2着と勝てず6ヶ月の休養に入りました。この時点では陣営には焦りはありませんでしたね。3歳6月から復帰しましたが、未勝利戦3、3、2着とまたしても勝ち上がれず、4ヶ月の休養。3福戦で3歳未勝利戦は終わってしまいます。未勝利のまま500万のレースを使うしかありませんでした。大半はここで地方に降ろされるんですが、関係者の強い意思で500万突破の路線が選択されました。
12月の中京栄特別に出走してきました。当然人気はなく、11番人気でしたが2着と、500万でも通用する事を証明して見せました。陣営の焦りは、しかしここで頂点に達し、ダートなら勝てるんでは、と云う思いが強くなり、メンバーの軽い平場のダートを選んできました。結果は1.5差の7着と惨敗でした。

能力がある事は証明されているはず、同一開催の中京熱田特別に、テン乗り中館に騎乗依頼をし、逃げの作戦に出る事にしました。これが嵌まり、以後小倉の唐戸特別を好位から抜け出し連勝。
格上げの阪神1000万下ラジオ関西賞仲春特別も勝ち3連勝を達成しました。

4月、5月と準オープンを2度使いましたがクラスの壁に突き当たりましたが、降級戦の6月函館北斗特別を圧勝し、準オープンの五稜郭Sも危なげなく勝ち切りオープン入りを果たしました。

オープンまで行く事が如何に至難な事か、競馬を知っている方なら多言は入りませんよね。

未勝利をとうとう勝てなかった馬の立身出世の話でした。

札幌記念での大惨敗は馬場のせいもあるとは思いますが、10戦連続行け行けで休みなく使われた事も原因しているとみるべきでしょう。

3ヶ月タップリ休養をとっての福島記念ではありましたが、マイナス18キロと馬体の細化が顕著で、人気も当然の事ながら7番人気と低かったんですが、ダイワファルコンの0.1差3着と重賞でも十分戦える事を証明して見せました。

このレース、ネコが引っ張る急流でしたが、ネコからバトンを受けたコスモファトム、ミキノバンジョウが6F、7Fを12秒台後半に落としため先行勢が息をいれる事が出来て、その直後にいたダイワファルコンマイネルラクリマの人気2頭が直線抜け出してワンツーしましたね。

因みにこのレース、同コースのレコード決着でした。
54キロとハンデの恩恵もありましたが、4角ほぼ同位置にいたスピリタストランスワープシゲルササグリディサイファの中から上がり最速できたのがラブイズでした。馬券に絡む3着でした。

余談ですが、このレース1着したダイワファルコン、ダメージが大きく次走は、3月頭の中山記念らしいです。

次走有馬、3強に割って入る事は叶いませんでしたが、立派でしたね。
アドマイヤモナークの例をとって云々の方もいますが、同馬は今年“飛躍”するんではないでしょうか。

今日はラブイズブーシェについて書いてみました。それではこれで失礼します。さようなら。

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