8月28日●日本産馬を母に持つ世界的良血がアイルランドG3で2着

■アイルランド　ティペラリー競馬場
　フェアリーブリッジステークス(G3、3歳以上牝馬、芝7.5f、7頭)
・2着　母Recite　サムスピリット/Some Spirit(牝3)

逃げて直後につけていた勝ち馬に直線あっさりかわされて圧勝を許すも、後続は寄せ付けず3着に3･1/2馬身差をつけての2着だった。

母のReciteは2002年産のフォーティナイナー産駒で、生産牧場は中京開催のきさらぎ賞を勝ったフミノアプローズを出した福満牧場。2003年にアイルランドへ輸出されている。おそらくだが、Reciteの母のアルヴォラが日本に輸入される前に産んだ半兄のディクタットが1999年にG1を勝ったので、海外からオファーがあったか需要を当て込んだのだと思われる。ちなみに1歳上の半兄Davorin(アルヴォラの2001)も2001年にアメリカへ輸出されている。

Reciteの現役時代は未勝利戦を勝ち上がったのみで4戦1勝。前述のディクタットのほか、祖母のPark AppealがG1を2勝。叔父のCape CrossもG1を2勝し、種牡馬としてSea The Starsやウィジャボードなどを出して大成功しているという、世界的な血統背景もあって繁殖入りしている。産駒にはサムスピリットのほか、その全姉ワンスピリット/One Spiritが愛準重賞を勝ち、重賞でも2着が2回ある。