将棋 名人戦七番勝負

今日、千葉の成田山で森内名人と羽生三冠の名人戦第四局が行われてました。
ここに至るまでの三局は羽生さんの全勝。
結果は先程ついたところで、勢いのまま羽生さんによる名人位奪取で幕が降りたようです。
おめでとうございます。



将棋は競馬以上によくわからないのですが、新聞紙面での緊張感溢れる文章に引き込まれて、今夜はニコ生を立ち上げました。
まず映像を観て、あの部屋には何と言われようとも入りたくない、と思いましたね(笑)
身動きはもとより、呼吸さえも許されなさそうな空気。唾を飲み込む音さえも周りに聞こえてしまいそう。

今日の朝日新聞では、歌人の永田氏と佐佐木氏による名人戦を詠んだ歌三首ずつ掲載されてましたが、両氏とも「場の緊張感」を強く強調してます。
己の頭脳のみを武器に防御にと頼みにする、究極のシンプルさが勝負の美しさを際立たせているんでしょう。


私の希望としては雪深い高級温泉宿で、浴衣でまたーりと解説会に出て「ほぉ」「へぇ」「おぉ」と気楽に観戦してみたい。
頭が疲れたらお湯に浸かって、アイス食べるし。
しんしんと粉雪が降り積もっていく静けさと、長い間を取りつつ一手をじっくり指す将棋の静けさは、とても似ている気がするのよね。



来年は今年以上に盛り上がりそうです。
羽生連覇なるか、森内復活なるか、はたまた第三の人物が名人となるのか。
楽しみです。