『ジャイアンツ』を観た

ハリウッド大作。
主演は
エリザベス・テイラー
ロック・ハドソン
ジェームズ・ディーン(これが遺作)




『戦火の馬』の日記にするはずだったんですけどね。そのすぐあとにこっちを観てしまったのです。

テキサスの大牧場主と、彼に嫁いだ東部の女性、その女性に密かに恋をする牧童の長い長い物語です。
長くても退屈しないのは、たくさんのテーマがこの映画に盛り込まれているため。「よく纏めたよ」と舌を巻きます。不朽の名作です。



昔読んだ、調教師モンティ・ロバーツの本(馬と話す男)の中にジェームズ・ディーンとの交流を記した文がありました。
確かこの映画の製作で知り合い、すぐに仲良くなったとか書いてあったよな。
父から教えられた力による調教を拒絶し、独自の方法を編み出した方なんで、繊細でどこか危なっかしいディーンは彼にとってほっとけない人物だったのではないでしょうか。
若く亡くなったことを非常に嘆いてます。



前半は多くの馬が出てきますが、その後油田開発と共に消えていく。
古き良きカウボーイ達の話でもあるかなぁ。
「どう観るかはあなた次第」と問いかける映画ですね。押し付けがましくなくて、私は好きです。