這い上がる第一人者

キズナ×武豊がダービーを勝ちました。負傷療養中の哲三Ｊから乗り替わって４戦、敗戦の中にも教育が見られこの馬のスタイルを確立していきました。そして５度目の騎乗となったダービーでキズナ、そして自分自身を信じきっていつも通りの後方待機策。残り３００ｍになり前が開いた瞬間エンジンがかかり始めどこまでも加速していく。ラスト２完歩でエピファネイアを捉え抜き去った。この腹を括った騎乗こそが武豊の真骨頂でありファンを魅了してやまない所以でもある。苦しいときに支え続けてくれた前田さんに競馬界の最大の栄誉であるダービーオーナーという称号で恩返しできてファンとしてもこれほど嬉しいことは無いです。おめでとう！

２着に負けたものの福永Ｊも持てる技術を出し切っての敗戦。下を向く必要は無いし、更に上を目指してほしい。

ダービーは最も運のある馬が勝つ。キズナおめでとう。