函館記念

毎年高配当の函館記念。

しかしながら、詳しく分析してみると、

函館記念のレース質は、

大穴が高配当を演出しているレースではない。

単オッズ50倍以上の大穴は00年まで振り返ってみても激走例は皆無。

単オッズ30倍以上の中穴は00年まで振り返ってみても

(1-2-0-68)

該当馬71頭中激走したのは3頭のみ。

11年12人気(38.2倍)
マヤノライジン

07年9人気(37.5倍)
ロフティーエイム

00年14人気(47.1倍)
クラフトマンシップ

この3頭は52キロ、53キロ、52キロの軽斤量。2頭は内枠(3番、5番)だった。

つまり、函館記念が高配当になる最大の要因は、人気馬(1〜5人気)の不振に尽きる。

札幌開催を除く過去10年の函館記念において、

6人気以下で激走したのは16頭。


16年
2着13人気27.6倍
ケイティープライド
8番
52キロ

3着9人気18.7倍
ツクバアズマオー
55キロ

15年
2着10人気27.5倍
ハギノハイブリット
3番

3着7人気16.5倍
ヤマカツエース
1番
53キロ

14年
2着8人気13.7倍
ダークシャドウ
9番

3着7人気12.9倍
ステラウインド
2番
54キロ

13年
2着7人気14.3倍
アンコイルド
1番
55キロ

3着8人気20.4倍
アスカクリチャン
該当なし

12年
2着8人気27.0倍
イケトップガン
8番
52キロ

3着7人気15.1倍
ミッキーパンプキン
4番
55キロ

11年
2着12人気38.2倍
マヤノライジン
3番
53キロ

3着7人気15.4倍
アクシオン
該当なし

10年1〜5人気内決着

09年
2着10人気23.3倍
マヤノライジン
9番
55キロ

3着8人気12.8倍
メイショウレガーロ
55キロ

08年札幌開催につき分析対象外

07年
1着7人気25.1倍
エリモハリアー
4番

2着9人気37.5倍
ロフティーエイム
5番
52キロ


16頭中14頭が、

(1)一桁馬番
(2)55キロ以下

いづれかに該当。

単30倍の2頭は両方に該当していた。

該当せずに好走した2頭は、

13年8人気20.4倍3着
アスカクリチャン

11年7人気15.4倍3着
アクシオン

この2頭は、直線最内を差してきた馬。

そして、

前年七夕賞1着
前年札幌記念3着

と夏重賞実績もあった。

こういうタイプの馬には要注意だが、

基本的に函館記念で穴をあけているのは、

(1)単10倍以上30倍未満で、
一桁馬番もしくは55キロ以下

例外になりうる馬は、

(2)単10倍以上30倍未満で
前年夏重賞実績馬

(3)単30倍以上50倍未満で
一桁馬番かつ53キロ以下