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2013/08/03 01:49

小倉記念は加速特性で勝負。

マイネルラクリマは<マイル重賞を勝っているだけあって>スタートダッシュが抜群というのは誤解だ。

マイル・1800・2000でスタートダッシュ10傑はほとんどが1800・2000。アパパネのヴィクトリアMは逃げたのがオウケンサクラだから、ダッシュ力は明らかに中距離馬優勢なのだ。

だからこそラクリマは中距離馬であって、中距離馬だからスタートが良いのであり、これこそが瞬発力の正体なわけだ。静止状態からのダッシュ。ホームストレッチの末脚について論じられることが多いが、案外誤解が多いと思う。

この知見に立ってみればラクリマは瞬発力のバケモノとも言える。切れが<チョット足りなく>見えるのは、切れてから使える足が短いからだ。
こういう足は普通はマイルには向かない。中距離馬そのものだ。

マイラーは非力なのだ。非力だからスタートが遅い。速いのはペース。ペースを速くすることによってトップスピードに達し、持続的に高速で走るのがマイラーだ。だからスローのマイル戦はトップスピードに達することができず、終いも伸びを欠いてしまう。スローなら終いを伸ばせるという考えはマイラーについては当てはまらない。特に終いに坂のあるコースではとんでもなく上りのかかるレースになって、勝つのは中距離適性の高い馬、つまりは瞬発力の大きいものということになる。

エクスペディションもとても非力。だから本当は2000は厳しい。
決め手が6Fのロングスパートであることはたびたび論じてきたが、実はマイラー流の加速をしているわけだ。

鳴尾記念はヘイローが逃げ馬をツツキまくってあげ句は抜いてしまうという行きっぷりのお陰で中盤が11秒台のロングスパート状態になったレアケースだ。

坂のある阪神であるのもとても示唆的だ。
自分のリズム、加速パターンに合致する場合、距離適性はたぶん無いに等しいというのが僕の根本的な考え方。

小倉2000は独特の加速パターンが想像し得るレース。今回は加速のパターンを中心に据えて馬券を組む。

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