大岡裁き　秋華賞　ついに完結

あらゆるデータがスマートレイアーを指している。んなことは僕だって分かっているのである。

でもここは負けてもらう。
函館記念のエアソミュールにそっくりで、ここまで人気なら切り。
速いレースを２走続けて、そのうえ坂路51秒台の調教はないのである。〈かかって下さい〉と言っているようなものである。因幡晃だ。

シャトーブランシュは常に走っている。９Ｆのうち７Ｆは他馬より速く走っている。しかも渋った馬場で。京都のパンパンの良馬場で羽が生えたかとまがうほど変わり身を見せるのはこの馬だろう。54キロを前走経験できたのも大きい。あらゆるベクトルが上を示す。

相手はセキショウ。昨年よりいくらか重い中山で終いに負荷を受けての逃げ切りは京都ならもっと楽。坂の上りでほんの少し減速すれば、ハイラップを前走で踏んできた連中は面白いように悶絶。

荒れると踏んだ秋華賞もなんのことはない、東西トライアルの１･２着馬、これでローブが入ってくれば＜やっぱり重賞組かよっ！＞といった肩透かし。

1000万組に出番なし。大山鳴動してミミズ千匹。あっぱれあっぱれ。

馬券はシャトーからセキショウ・ローブの馬連＆3列目に上位人気を除く総流し気味の3連複。