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2013/11/04 02:46
スプリント戦に見る京都コースの加速特性
ハノハノ 12.0−10.5−11.1−11.1−10.9−11.4
ヘニーハウンド 12.1−10.9−10.8−10.9−10.9−11.5
アポロフェニックス 12.1−10.6−10.8−10.9−10.9−11.8
レディオブオペラ 12.0−10.7−11.0−10.9−10.9−11.8
スプリント戦においては終盤のスピードは5F目に注目するのが手っ取り早い。
5F目10.9は京都コースでは最速ラップ。このほかにTMオオタカ・Jカプチーノ・Dバレンチノ・ソラコマチが10.9を記録している。
これら8例のうち勝ち馬の上りが34秒以上かかったのはソラコマチの新馬だけだ。
終盤の驚異的なスピードは序盤のスピードによって導かれていることが上のレースラップから明確だろう。10秒台のオンパレードだ。
しかもここまで速いにもかかわらず、最終ハロンの失速度合いがとても小さい。中山や中京ではこうは行かない。だから例えば中山は、どんなに白熱しても4F目にシッカリ減速が入る。中山の4F目の最速は11.0で、しかもたった2例しかないのだ。
いちばん上のハノハノのレースでは、かのプレイズエターナルが32.6の上りを繰り出すも届かずに敗れている。ハノハノの上りは32.8だが、3〜4F目がもっと白熱していたらひょっとするともっと速かったのかもしれない。これが京都だ。スピード持続型の加速スタイルのパラダイスだろう。したがってマイルもこなせる筈とみたPエターナルが敗れたのは実は止むを得ないのだ、むしろ良く頑張ったと言える。やはり強いのだ。
一方期待に違わぬスピードで連勝したレディオブオペラは明らかにイケイケで、負荷の高い終盤が必至の中山・中京・函館等での活躍には現段階では疑問符。ただ京都では少なくとも条件戦では負けないだろう。
クリスマスを使うならやはりこっちだと思う所以だ。