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2013/11/13 01:56
2歳馬の核心
2歳馬は基本的に自分に向いたレースでなければ勝てない。
だから勝ったレースは向いたレースで、そこに現れた加速スタイルや決め手には、脚質の核が剥き出しになっていることがままある、と僕は考える。
東京コースはほとんどの2歳戦がスローで推移する。
東スポ2歳Sもよくよく先行勢が揃わない限りはスローだ。モノを言うのは低速域からドカンと爆発するチカラだ。
1400mでは6ハロン目の最高ハロンタイムは10.8。この3年間の全場で2レースしか記録されていない。
からまつ賞のネオウィズダムは12.7−11.6−10.8−11.3で好位から抜け出している。
もうひとつは13.5−12.3のドスローから10.8へとそれこそドカンのレース。勝ち馬は3Fで0.6のビハインドからこのレースを差し切ってしまった。強烈な切れ味というより破壊力と言った方が良さそうだ。だからと言って順調に勝ち星を積み上げられたわけではなく、曲折の末に桜花賞馬になるわけだ。アユサンの新馬戦だ。
マイル戦は高いピークがもっとも多発するレースだ。中でも新潟マイルは銀座通り状態だが、
12.8−11.5−10.9の加速をシンガリから差し切ってしまったハープスターは凄まじい脚力だろう。2着馬イスラボニ−タは中段から33.7だから、いちょうSを勝ってはいるが、爆発力だけで見ればまあまあといったところ。なにしろ新潟マイルの7ハロン目最高値はエネアドの記録した10.1なのだ。他にはジャスタウェイ・オルフェが10.5。
阪神マイルで13.0−11.8−10.5のレッドリヴェールの爆発力もホンモノ。
京都マイルでは終盤に10秒台のレースは3レースのみ。京都は中盤が12秒前半の中速域で推移するから短スパンの加速勝負になりにくいのだ。終いだけが速いのではなく、まんべんなく速いわけだ。
中山マイルはたぶん爆発力がモノを言うコースではない。7ハロン目の最高値は11.1で、当然中盤は速い。ここで高い適性を見せるのはたぶん本格マイラーだと思う。
1400mやマイルで大きな爆発力を示したら、そのほとんどは中距離路線を目指す。できるだけユッタリ走って終いの爆発を生かす当然の選択だと思う。
モンストールやザラストロは下手に中盤が速いレースだったがためにマイルに行くか中距離に行くか実に悩ましく、実際適距離を見失ってしまった感がある。とはいえ能力が落ちているわけではなく、向かないレースに使われているのだと思う。いずれドカ穴をあけて不思議のない力量はあるはず。
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欽ちゃんの奇蹟さん
こんばんは、お二方。
東スポは無理な穴狙いは禁物かな、とは思いつつ、下位人気の中にも終いの爆発力はかなりと思わせる数字がけっこうあります。
対して、人気のアラジンは中盤の数字については文句なしですが、終いの脚力について数字の裏付けが取れません。迷いますな。
からまつ賞が今週の勝負レース。イオラニは当確でしょうが、人気薄のネロも府中では侮れません。狙います。 -
co02ms02さんがいいね!と言っています。
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玉南競馬部の「総指揮官」さんがいいね!と言っています。