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2014/07/15 23:30
コース別平均加速
これは芝1200mの勝ち馬の加速値の平均をコース別にグラフ化したもの(良馬場限定)。
1200だから3F:3Fイーブンの加速の平均値。
グラフが上に伸びているのは前半より後半が加速していることを表しているし、下に伸びているのは失速傾向の走りだということ。
僕のイメージではスプリントに加速ラップはねーんじゃね?という感じだったのだけれど、中京の改装以来これは完全に崩れたカタチで、こうしてデータベースの記録を改めてグラフ化してみると、京都も阪神も実は加速傾向の走りが当たり前だというのがよく解るのだ。
この中で僕の注意を引いたのが、京都の0.28という平均値。
クラスごとに分けるとOPはナント0.42という加速値が出る。鞍馬Sのようなレースがホイホイ飛び出すからだ。
前で抜け出すにせよ後ろから追い込むにせよ、逃げ切るにせよ、<京都では勝ち馬は加速ラップを踏む>ということになると、先行勢はメイチには飛ばさないだろう、当たり前だ。
京都1200はたぶんマジで走ったら1分05秒台が出ても不思議ではないコースだ。だけどそれはしない、そんな選択を先行馬はしないから。だからこそ、京都のレース経験は上りがやたら速くても他場では通用しないのだと思う。
僕のデータベースはオープンハンマーヘッドで公開はしているけれども、実際にはマイクロソフトエクセルで僕は記録し作業していて、エクセルは本来表計算ソフトだからこういう集計&グラフ化といった作業はお手の物なのだ。
中距離で加速値の平均を出すとこれも面白い数字が出て、多分これが小回りの数的実態なんだなという納得もののふ〜んというオモシロデータを可視的にできる。これは明日お見せします。
こういうことをハンマーヘッドでもできるようになるともっとずっと面白い、ちょっと当たってみようかしらねぇ。