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2014/08/05 22:20
直千幻想
図はいつものように加速平均のグラフ。
今回のカテゴリーは芝1200mのOPクラスの加速平均=赤、の中に新潟芝1000mの加速平均=<青>を入れてみた。
電撃の1000mなんてキャッチがついちゃうくらいだからさぞかし野性的なレースなんだろうと想像しがちだけれど、なーんのことはナイのである。
オープンハンマーヘッドで見てみれば、準OP以上のレースで<失速傾向で>新潟芝1000mを勝ったのは1頭もいないのである。
行きたがりのハクサンムーンでさえ11.2-10.6、セイコウライコーと一緒。
野性剥き出しで走るよりもこの方が速く走れますよ、とすっかり解ってしまっているのである。新潟千直のクラシックスタイルが出来あがっているわけだ。ただし、それを理解できるのは一部の経験者のみっ!なのである。
レース後のインタビューで善臣名人は外枠有利を完全に否定してみせた。ぜーんぜん不利はなかったと。
ポケット発走のこのレースは本線が合流する区間でイン側のラチが無くなってしまう。右にしかラチが無ければ、経験のない馬は右回りのコースだと感じてしまうハズだ。まして外有利の実績がジョッキーたちを外へ外へと誘ってしまう。結果、インの馬は距離損を必ずおかすことになる。
要はまっすぐ走れば良いのだ。しかも行きたい気持ちを抑えて終いを伸ばすことに専心することがこのレースを勝つ要諦なのだ。だから、何よりも慣れが必要なのだ。
小倉のスピードクイン・アンバルブライベンにははなっから厳しいレースだったわけで、まして鞍上があのザマでは話にもならない。
鞍上が新潟を熟知していること、鞍上の指示に従順に従えること、このことがもっとも重要なレースだ、千直は。まずはレースに関する幻想を捨ててしまおう。