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2014/08/06 22:17
小倉1200m、かくも美しい階段とは・・・
まずは上のふたっつ。左は小倉 右は中山、芝1200mの勝ち馬の加速平均をグラフにしてみた。
左から2歳・3歳・500万・1000万・1600万・OP(ただし良馬場限定)。
小倉はクラスが上がるごとに失速幅が小さくなっている。
中山は500万までは失速率が大きくなって、1000万で突然反転、加速するようになり、準OP・OPと加速幅が拡大する。
グラフ化する前のイメージでは2歳〜3歳〜500万と昇級するにつれて序盤のスピードは上がるだろうから加速幅が小さくなっていくかもしれない、とは思っていた。
中山の500万までのグラフはそのように推移している。
小倉は逆だ。失速幅がドンドン小さくなっていくのだ。
これはどーなの?
レースは速くはなっていないのか?
というわけで下のグラフなのである。
これはズバリっ!カテゴリーごとの時計の平均をグラフにしたもの。左6色が小倉、右が中山。
小倉は見事に右下がり!クラスが上がれば上がるほど時計が速くなっている。
一方中山は500万以降は大して時計的な進歩が無い。
つまり小倉はクラスが上がるほど時計勝負で、中山の上級戦はより技巧が問われるということだろう。終いに明らかな失速契機のあるコースでは馬も当然利口になっていくということか?
ただ、これだけは確かに言えると思う。
キャリアが浅いうちは頑張ろうとすれば終いは大きく削られてしまう。だから、新馬よりも未勝利戦の方が圧倒的に序盤が速く、終いがかかる。終い2F22秒台を差し切り勝ちっ!みたいな記録は新馬戦に特有な現象なのだ。
そういう目で今週のダリア賞とメイショウカイドウカップは眺めてみたい。新潟1400は新潟の芝コースでは極めてユニークな失速傾向コース。ナイアガラモンローとリバークルーズに注目。