306件のひとこと日記があります。
2014/08/29 02:02
ほど良いスピード 新潟2歳S その2
この時期の2歳馬には実は短距離馬も中距離馬もないというのが半分くらい正しい。
だから初勝利がマイルだろうがスプリントだろうがはたまた1800だろうが、本番で一変の走りがあっても驚くほどのこともないのだ。
彼らの特徴は、兎に角伸びしろが大きい!こと、そして真っ白なこと。
真っ白だから、前走でよしよしっと褒められれば、こーすれば良いんだなと素直に思い込み、繰り返す。出遅れて勝てば出遅れようとするし、引っかかって勝てば次も引っかかればいいんだなと思う。当然だ。だからこそ前走のペースがモノを言ってしまうのだと思う。
本番のペースを、こいつはいいアンバイだなと感じるのと、なんだよ忙しいじゃねーのと感じるのとはかなり違う。
新潟2歳Sはハープ・イスラの出現でクラシックのステップとして位置づけられて行く可能性がいっそう高まった。それでなくとも、もともと新潟マイルは中距離馬の天国みたいなところだ。だから1800経験馬が新潟2歳Sを勝つのはたぶん時間の問題だと実は思っている。
ナヴィオン・アヴニールマルシェ・ミュゼスルタンと3頭の加速自慢が出走してくるが、1800m経験はアヴニールマルシェだけで、ほかの2頭はマイルの勝ち上がりだ。
でも
ナヴィオン 12.9-10.9
ミュゼスルタン 12.8-11.1
僕に言わせれば、どっちもアヴニールマルシェの13.1-11.3同様中距離経験そのものだ。
2秒近くも加速するような経験を持った馬は新潟2歳の入賞馬では少なくともオープンハンマーヘッドの中にはいない。強いてあげればジャスタウェイの12.6-11.1、これだけ。
だからジャスタ級なら可能性が無いわけではない。でもたいていは昇級後のペースアップの中で持ち味を出し切れない例が多い。エネアド・サトノグロリアス・プリフォンテインetc…。
ならばどれくらいのレース経験がここでもっとも有効なのか?それに拮抗する中距離経験は果たしてあるのか?を考えてみた。昨年・一昨年の入賞馬計6頭の内3頭が中京経験馬であるという事実を足掛かりにして。
でも遅くなっちゃったから続きはあした。