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2014/10/08 00:02
クラージュシチー
阪神2000で02:01.1は速い。
昨年バンドワゴンのエリカ賞が02:01.7だ。
2歳馬で1000m通過が61.0という展開で終いを34秒台で上がれるのは何頭もいない。あのペースで流れた時点で大差勝ちは決まっていたのだろう。鮮烈な勝利ではあった。
これでどうして新馬戦を、しかも32.2の上がりを繰り出して負けるのか?
新馬戦はマイルだが、1000m通過は65.7だから、マイルは忙しくてというのは当たらない。
32.2で負けて、34.8で10馬身差勝ち。
この馬はひょっとすると加速に手間がかかるタイプなのか?
トップスピードに乗ったら速いし、スピードも持続するのだろうけど、そこまで行くのにテマヒマがかかる。だからけっこうなハイラップをまくり上げてまで進出して行ったのではないか?
クラシックを狙うにあたって、ラジオNIKKEIの数字を参考にしてみる。
ヴィクトワールピサ 02:01.3 上り34.2
ダノンバラード 02:02.2 上り34.7
時計はキャリアを積めばおのずと詰まってくるし、レースはハイラップだけではない。でも極めて高い確率でクラシックは瞬発力を要求する。そこがヴィクトワールPとダノンBの差。
先頭を並ぶ間もなく置き去りにしたクラージュシチーの持続型の末はとても魅力的だが、課題は32.2のレースで負けない脚を鍛えることだと思う。
高橋さんというのはクリノスターオウの調教師。馬券もお世話になったことだし頑張ってもらいたいが、重賞キャリアはクリノだけ。皐月賞で見てみたいと切に思う。