306件のひとこと日記があります。
2014/10/11 02:19
いちょうS
昇級後のスピードにすんなり対応できるかどうかが大きな問題。
今年、阪神マイルの2歳戦で、時計的に目を引くのはヤマニンマンドール、01:34.4、上り33.9。これを新馬で負かしたのがサトノフラムだから、いちょうSのサトノフラムの好走はかなり確率が高いと見てイーんじゃないか。
先日触れたクラージュシチーを新馬で負かしたのはネオルミエール。こちらの新馬は01:38.8。ネオの走りは13.2-10.9でクラージュは上りが3Fでさらに0.6速かった。
この走りを踏まえて、陣営が選択したのが阪神2000。この選択はドンピシャで結果は10馬身差。
クラージュの走りの破壊力は凄まじいが、だからと言って、ネオルミエールがいちょうSで好走するとは言い切れないだろうというのが僕の印象。
府中の2歳マイルが速くなったケースはロゴタイプのベゴニアとコレクターアイテムのアルテミス。
ロゴタイプは函館1200がデビュー、そこでの走りがなんと12.5-11.9というスプリントにあるまじき加速ラップ。これでは函館2歳Sを勝てるわけもなく4着、距離を伸ばしたクローバー賞で3着の後ベゴニアで大変身。
コレクターアイテムは新馬が阪神マイルで、時計は01:37.3だが、走りは12.8-11.1でさすがの末脚をいきなり見せていた。アルテミスでは12.0-11.3とかなり本格のマイラーっぷりを発揮する。とはいえ、周知のとおりコレクターはあいだにデイリー杯を挟んでの3走目がアルテミス。負かしたのがのちの桜花賞馬アユサンだ。アユサンの新馬は東京1400、12.9-11.2だが、レース上がりラスト2Fが21.9、これを0.6後方から差し切りというのはモノスゴイというレベル。それでも2着。
今年のいちょうSがどれくらいの時計になるかは何ともだが、クラシックホースが上位陣から生まれるのならば34秒を切るか切らないかといったところが欲しい。
であればスピードの経験が大きくモノをいう。初勝利に3戦を要したが、おかげで最上のスピード経験を積んだクラリティスカイがピターリではなかろうか。
初勝利は1800でありながらハロン平均は11.87、これは昨年のマーブルカテドラルのアルテミスよりも速い。12.1-11.3というその走りは府中や阪神で中距離に行くよりもマイルでこそ基礎的な経験値として有効なんじゃないか?それくらい府中のコースの負荷は大きいだろうというのが数字を眺めていて思うこと。
だから馬券は◎クラリティスカイ、○サトノフラム、▲ニシノクラッチ。
オープンハンマーヘッド芝更新しました。いちょうSも載せてます。